
2018年(平成30年)の化粧水の出荷金額は、前年比10.0%増の2,085億円で5年連続の増加となった(経済産業省「生産動態統計調査」より)。

成長の原動力は技術革新やユーザー層の拡大、インバウンド需要などだ。技術面では、大手化粧品メーカーがシワ改善などに効果のある有効成分を配合した化粧水を発売し、好調を続けている。国内外のメーカーともにエイジングケアのラインに注力しており、高額品のラインも話題となった。ユーザー層としては規模は小さいものの、SNS映えなどを背景とした男性ユーザーの伸びも見逃せない。訪日外国人観光客にも日本の化粧品は人気だ。スキンケア市場でも中核的なアイテムである化粧水の市場は今後も拡大が予想される。
参照コンテンツ
シリーズ 成長市場を探せ
おすすめ新着記事

消費者調査データ カップめん(2025年4月版)別次元の強さ「カップヌードル」、2位争いは和風麺
調査結果をみると、「カップヌードル」が、ほぼ全員に認知があり、4分の3に購入経験があり、半数弱が3ヶ月以内に購入、と圧倒的な強さをみせるなど、ロングセラーブランドへの上位集中が鮮明な結果となった。背景には、昨今の値上げ続きで強まる消費者の節約志向があると考えられる。「失敗したくない」という意識が安心感のあるブランドに向かっているのだ。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引
チョコレート商品の値上げが続くなか、成分や機能を訴求したチョコレートが伸びている。今回はどのような人がどんな理由でチョコレートを食べているのか調査した。

成長市場を探せ キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。 キャッシュレス市場の雄、クレジットカードは3年連続過去最高更新(2025年)
キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。



