クレジットカードやデビッドカード、電子マネー、コード決済などのキャッシュレス決済が伸びている。2022年の金額は初めて100兆円を超え、最終民間支出額に占める割合は36.0%と、10年で約2.4倍に拡大した。
2022年のキャッシュレス決済金額は、111兆円で前年比116.9%となり、2年連続での2桁成長となった。ボリューム的に最大なのはクレジットカードで、全キャッシュレス決済に占める比率は約85%だ。しかし、電子マネーなど他のキャッシュレス決済手段が増加してきており、とくに近年伸びているのが、「PayPay」などのQRコードなどを利用するコード決済だ。統計を取り始めた2018年は、2,000億円だったものが、2022年には7兆9,000億円にまで成長した。わずか5年で50倍の拡大である。消費者にとっては、スマートフォンで手軽に使い始められるうえ、ポイント還元などのメリットもあり、今後のキャッシュレス決済比率増加の牽引車として期待されている。
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