焼肉店の売上が拡大している。年ベースでは2013年から7年連続のプラス、直近の2019年12月のデータでは、外食産業が前年同月比101.0%、ファミリーレストランは同98.3%と前年割れのなか、焼肉店は104.3%と気を吐いている(日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。
成長を支えているのは「肉」ブームだ。熟成肉、赤身肉、ジビエなど、食のトレンドは肉に関する話題が多く、2014年から始まった「肉フェス」など肉をテーマとしたイベントも数多く開催され人気を集めている。インパクトのある肉の盛り付けはSNSでも「フォトジェ肉」などのハッシュタグをつけられて人気になっている。焼肉の市場規模は、店舗数約2万2,000軒、年商約1兆2,000億円と推計されており、外食産業でも注目の業態となっている。肉の健康効果の浸透などもあいまって、当面は堅調な動きが予想される。
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