消費者調査データ No.130 カレールウ(2011年10月版) | ||
バーモント、こくまろの1、2でハウス優位揺るがず | ||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
カレーの喫食率は、国民一人あたり1ヶ月に約4.05皿、うちカレールウによるカレーは3.43皿(全日本カレー工業協同組合調べ)となっており、国民食ともいえるカレーのなかでも主流の食べられ方となっています。 今回は、当社が任意に選んだカレールウ23ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでは、前回(2010年2月版)に引き続き「バーモントカレー(ハウス食品)」「こくまろカレー(ハウス食品)」が上位を独占、シェアトップのハウス食品が盤石の体制をみせた。 「バーモントカレー」は、認知、広告接触、店頭接触、購入経験、今後の購入意向の5項目で首位を獲得、特に認知では2位の「ジャワカレー(ハウス食品)」に16.2ポイント差を、広告接触では2位の「こくまろカレー」に24.0ポイント、購入経験でも同じく2位の「こくまろカレー」に14.2ポイントの差をつけている。大量の広告投入が認知に結びつき、購入経験につながっているといえる。 シェアトップの「バーモントカレー」に比べ、やや少量で低価格の「こくまろカレー」は3ヶ月以内購入で0.1ポイントの僅差ながら「バーモントカレー」を抑えて首位となったほか、広告接触、店頭接触、購入経験、今後の購入意向、および購入者の満足度をはかる指標である、購入者ベースの今後の購入意向の6項目で2位となった。 今回のランキングで、唯一ハウス食品以外で首位を獲得したのが、購入者ベースの今後の購入意向の「横濱舶来亭カレーフレーク(エバラ食品)」である。ベースの購入経験者は64人と少ないものの、固定ファンを獲得しているといえる。 カレールウは、子育て~子手離れのファミリー層を中心に拡大してきたため、少子化高齢化や価格志向の影響を受けやすい商品でもある。各社は、少量包装や低価格商品の投入などの対応をとってきたが、金額ベースでは伸び悩みがみられる。 今後は、体力に余裕のあるトップメーカーの商品の寡占がさらに進むのか、それとも固定ファンのついた商品が独自のポジションを獲得して上位をねらうのか。限られた胃袋を奪い合う競争はまだまだ続きそうだ。 | ||||
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【提示23ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2011年9月27日~30日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,031サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2011年9月27日~30日
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