消費者調査データ No.141 レトルトカレー(2012年4月版) | ||
ハウス食品、ククレカレー、咖喱屋カレー、カレーマルシェの上位に迫るブランドは? | ||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
レトルトカレー市場は、内食化や節約志向を背景に堅調な伸びを続けてきましたが、2011年の東日本大震災以降は、保存性の高さから防災食としての評価も高まり、さらに拡大しています。 今回は、当社が任意に選んだレトルトカレー32ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでも、前回(2011年10月)に引き続きハウス食品の「ククレカレー」「カレーマルシェ」「咖喱*屋カレー」が上位を占めたが、なかでも「咖喱*屋カレー」は、購入経験が前回(2011年10月)の35.3%から43.8%、今後の購入意向で22.4%から27.0%と増加しており、商品の浸透度が上がっていることがわかる。 また、「銀座カリー(明治)」が、今後の購入意向で3位に、ユーザーの満足度を示す指標である「購入者ベースの今後の購入意向」でも5位につけ、ハウスの3ブランドに次ぐ人気を獲得している。 購入者ベースの今後の購入意向では、通常の約2倍、400gの容量が特徴の「でか盛りカレー(ハウス食品)」や、本格感を訴求するためレトルトとしては異例のチルド商品である「セブンゴールド(セブン&アイ)」などで、ユーザーベースは小さいながら特徴のはっきりした商品に固定ファンがついている様子がうかがえる。 レトルトカレー市場は、「ククレカレー」「カレーマルシェ」など、ハウス食品のロングセラーブランドが高いシェアを維持している一方で、「朝カレー」「スープカレー」「カロリーコントロール」などのさまざまなトレンドを取り込んだ新商品が導入され、撤退していく市場である。 今回のランキングで一部の項目ではあるが、ハウス食品のロングセラーブランドを抑えて上位に食い込んだ「セブンゴールド」や「銀座カリー」などが、今後どこまで継続的なファンを育成していけるかが注目される。
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*咖喱は、くちへんに加える、くちへんに厘
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