消費者調査データ No.143 カップめん(2012年4月版) | ||
カップヌードルに満足度で迫るセブンプレミアム | ||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
カップめんの市場は、2008年の原材料値上がりに伴う製品値上げで、低価格品へのシフトが進み、金額ベースでは縮小しましたが、翌年には再び成長を取り戻し、2011年は対前年比で105.0%の伸びとなっています(日本即席食品工業協会)。 今回はカップめんについて、当社が任意に選んだ31ブランドの「知っている(認知率)」、「買ったことがある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについて、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでも、前回、前々回同様、「カップヌードル(日清食品)」が全項目で首位を獲得した。2位には同じく日清食品の「ラ王」が7項目中5項目でランクインしたが、広告接触で32.4ポイント、店頭接触で26.6ポイント、購入経験で43.0ポイント、今後意向で44.7ポイントの差をつけられており、「カップヌードル」一強の構造は揺らいでいない。 このような状況下で健闘が光るのが「セブンプレミアムのカップめん(セブン&アイ)」である。「セブンプレミアムのカップめん」の再購入意向は、前回(2010年)の53.8%の7位から、今回は63.3%の2位に上昇した。トップの「カップヌードル」との差も8.7ポイントまで詰めており、ファン層固めに成功しつつある。 保存性に優れたカップめんは、東日本大震災以後、非常食としても評価が高まっており、2011年、国内のめん類全体に占めるカップめんの割合は19.0%に至っている。拡大しているとはいえ、「カップヌードル」を筆頭とするロングセラーブランドが上位を抑えるなか、「セブンプレミアムのカップめん」が今後どこまで支持を伸ばすかが注目される。
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