半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2012.05)
消費者調査データ No.144 電子レンジ食品(2012年5月版)
カップヌードルごはんはどこまで伸びるか
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 内食・節約志向および食の簡便化志向の強まりにより、電子レンジで手軽に調理できる電子レンジ食品は、市場としてはまだ小さいものの、新製品も投入されるなど注目度が高まってきています。
 電子レンジでつくれるセット米飯、カップライス、めん類など当社が任意に選んだ20ブランドの「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「カップヌードルごはん(日清食品)」が7項目中6項目で首位を獲得した。
 「カップヌードルごはん」は、2011年の全国発売から約9ヶ月だが、認知率は51.7%、店頭接触率は39.2%、購入経験率は17.7%となっており、店頭で見た人の2人に1人弱が購入したという結果である。
 「カップヌードルごはん」に続き6項目で2位となったのは、同じく日清食品の「日清レンジSpa王」だが、「カップヌードルごはん」とは認知率で21.2ポイント差、購入経験で7.0ポイント差となっており、このジャンルでは「カップヌードルごはん」が頭ひとつ抜けた形になっている。

 セット米飯やカップライスは、パックの白飯などに比べて割高感があり、過去にもいくつかのメーカーやブランドが参入後、数年を待たずして撤退している。今後日清食品は、「カップヌードル」というカップめんのトップブランドを冠ブランドとすることで、カップめんで培った強いブランドイメージをレンジ食品にも波及させることができるのか。商品定着の可能性だけでなく、セット米飯・カップライスなどの市場拡大の鍵もそこにあるのではないだろうか。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示20ブランド】
  • カップヌードルごはん(日清食品)
  • 日清GoFan(日清食品)
  • 日清コットコットリゾット(日清食品)
  • ニッチン食堂(日清食品)
  • 日清レンジSpa王(日清食品)
  • 日清 焼そばUFO そばめし(日清食品)
  • カップヌードルレンジタイム(日清食品)
  • 押し麦ごはんで(カゴメ)
  • キッコーマン うちのごはん できたて My Deli(キッコーマン)
  • ピアット(エスビー食品)
  • 釜めし・おこわごはん付き(丸美屋)
  • 五穀ごはん付き(丸美屋)
  • どんぶりごはん付き(丸美屋)
  • ふっくら(東洋水産)
  • 鶏釜めし(東洋水産)
  • 喫茶店の五目ピラフ(東洋水産)
  • 喫茶店のドライカレー(東洋水産)
  • 味の一品(東洋水産)
  • ReSOLA(大塚食品)
  • 楽メシ(サタケ)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2012年3月30日~4月4日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,038サンプル
サンプル構成(%)




新着記事

2024.11.20

24年9月の「旅行業者取扱高」は19年比で75%に

2024.11.19

24年10月の「景気の先行き判断」は2ヶ月連続の50ポイント割れに

2024.11.19

24年10月の「景気の現状判断」は8ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.11.18

企業活動分析 アルファベット(グーグル)の23年12月期は、グーグルサービスがけん引し売上過去最高を更新

2024.11.18

企業活動分析 アマゾンの23年12月期はAWSがけん引し営業利益前年比3倍へ

2024.11.15

24年9月の「現金給与総額」は33ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.11.14

24年9月の「消費支出」は5ヶ月連続のマイナスに

2024.11.14

24年9月の「家計収入」は5ヶ月ぶりのマイナス

2024.11.13

24年9月は「完全失業率」、「有効求人倍率」とも改善

2024.11.12

企業活動分析 ローソンの23年2月期は、「地域密着×個客・個店主義」徹底し増収増益

2024.11.12

企業活動分析 セブン&アイHDの24年2月期は海外事業の影響で減収も過去最高益を更新

2024.11.11

24年10月の「乗用車販売台数」は2ヶ月連続のプラス

2024.11.08

消費者調査データ No.416 レトルトカレー(2024年11月版) 首位「咖喱屋カレー」、3ヶ月内購入はダブルスコア

2024.11.07

企業活動分析 楽天グループの23年12月期は27期連続増収も、モバイルへの投資で4期連続の赤字

2024.11.07

24年9月の「新設住宅着工戸数」は5ヶ月連続のマイナス

2024.11.06

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場  背景にある簡便化志向や節約志向

2024.11.05

企業活動分析 ファンケルの24年3月期算は国内売上がけん引し、3期ぶりの増収増益へ

2024.11.05

企業活動分析 コーセーの23年12月期は、国内好調も中国事業低迷で増収減益に

2024.11.01

成長市場を探せ コロナ禍の落ち込みから再成長する惣菜食市場(2024年)

2024.10.31

月例消費レポート 2024年10月号 消費は緩やかな改善が続いている-政治が消費回復のリスクに

2024.10.31

消費からみた景気指標 24年8月は6項目が改善

週間アクセスランキング

1位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

2位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

3位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

4位 2024.02.02

成長市場を探せ コロナ禍乗り越え再び拡大するチョコレート市場(2024年)

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area