消費者調査 No.155 ヨーグルト(2012年9月版) | ||
独走ブルガリアを追うダノン、アロエ、ビヒダス、ナチュレ恵 | ||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
2011年度のヨーグルト市場は、東日本大震災の影響による資材や電力不足にもかかわらず、前年度比105.3%(日本食糧新聞調べ)と拡大しています。 今回は、当社が任意に選んだヨーグルト26ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでも、前回(2010年2月版)同様、「明治ブルガリアヨーグルト(明治乳業)」が圧倒的な強さをみせた。「明治ブルガリアヨーグルト」は、認知、広告接触、実物接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後の購入意向など、6項目で首位を獲得、うち購入経験と今後の購入意向では、2位に20ポイント以上の大差をつけての独走となった。 2位グループに属するのは、「森永 ビヒダスヨーグルト(森永乳業)」「森永アロエヨーグルト(森永乳業)」「ダノン BIO(ダノンジャパン)」「MEGMILK ナチュレ恵(MEGMILK)」で、上記6項目で僅差の争いとなっている。 しかし、ユーザーの満足度を示す指標である購入者ベースの今後の購入意向をみると、「明治 ブルガリアヨーグルト」の上位は変わらないものの、プロバイオティクスLGG菌を使った「タカナシヨーグルトおなかへGG!」、「グレートバリュー プロバイオティクスヨーグルト(西友)」、インフルエンザ感染防御効果がある「明治ヨーグルトR-1」などの機能性を訴求したものがランクインしている。 ヨーグルト市場の3年連続拡大の牽引役となったのは、主にフルーツヨーグルトといわれているが、昨年来、機能性ヨーグルトの効用がマスコミで大きく取り上げれていることなどもあって、今後さらに機能性ヨーグルト市場の拡大が予想されている。トップブランドである「明治ブルガリアヨーグルト」の地位はしばらくは揺るがないとしても、今後は拡大する市場下で、2位グループに属するブランドに、機能性ヨーグルトを加えた競争が激化しそうだ。
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