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消費者調査 No.167 ヨーグルト(2013年2月版) | ||
ブルガリア VS. ギリシア 新旧ヨーグルトの満足度争い | ||
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詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
2012年のヨーグルトの生産は、乳酸菌、ビフィズス菌の健康効果が大きく報道されたことなどから、過去最高となったとみられています。 今回は、当社が任意に選んだ26ブランドのヨーグルトについて、「知っている(認知率)」、「買ったことがある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでも、前回に引き続き、「明治ブルガリアヨーグルト(明治)」が8項目中7項目で首位を獲得した。 「明治ブルガリアヨーグルト」は、認知、広告接触、実物接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後の購入意向などで首位を獲得したが、中でも3ヶ月内購入、今後の購入意向は、2位に2倍近い大差をつけた。 前回2位グループとして名前の挙げられた、「森永 ビヒダスヨーグルト(森永乳業)」「森永アロエヨーグルト(森永乳業)」「ダノン BIO(ダノンジャパン)」「MEGMILK ナチュレ恵(MEGMILK)」は、今回も上位にランクインしているが、それらに割って入ってきたのが2011年9月発売で、ロングセラーの多いヨーグルトの中ではまだ新顔といえる「濃密ギリシャヨーグルト パルテノ(森永乳業)」である。「濃密ギリシャヨーグルト パルテノ」は、水切りヨーグルトの濃厚な風味を訴求した水切りタイプのヨーグルトで、認知では14.4%の19位、購入経験では4.6%の20位にとどまるものの、再購入意向では「明治ブルガリアヨーグルト」を小差でおさえ、首位を獲得した。 ヨーグルト市場は、フルーツヨーグルトや機能性ヨーグルトの成長に牽引されて順調に拡大を続けてきたが、さらなる成長のためには、今回、ユーザー満足度の指標となる再購入意向で、濃厚な風味を訴求した「濃密ギリシャヨーグルト パルテノ」が高い評価を得たように、新しい商品の切り口が必要であろう。 健康志向の強まりが追い風となり、ヨーグルト市場はまだまだ拡大の傾向とみられている。次はどのような商品、切り口が市場をリードするのかが注目される。
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