消費者調査 No.188 スナック菓子(2013年10月版) | ||
「定番」「大人」が人気のキーワード | ||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
2012年のスナック市場は、前年比104.9%と堅調な動きをみせています(金額ベース 日本スナック・シリアルフーズ協会)。 今回は、当社が任意に選んだ30ブランドのスナック菓子について、「知っている(認知率)」、「買ったことがある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでは、前回(2012年11月版)と同様、カルビーの「ポテトチップス」が全項目で首位を独走、それを同じくカルビーの「かっぱえびせん」「じゃがりこ」、湖池屋の「ポテトチップス」などのロングセラーブランドが上位を固めた。 カルビーの「ポテトチップス」は、アクティブなユーザー層の指標である3ヶ月内購入で、2位の「じゃがりこ」に16.8ポイント、今後の購入意向でも2位の「かっぱえびせん」に18.4ポイントという大きな差をつけての首位となり、強いブランド力を示した。 再購入意向でもカルビーの「ポテトチップス」が首位、それに続いてはカルビーの「じゃがビー」、湖池屋の「ポテトチップス」、カルビーの「じゃがりこ」などポテト系の定番商品が上位を占めた中、「ベジップス(カルビー)」が前回同様に5位を獲得、ロングセラーブランドの中で確かなポジションを獲得している。 少子化が進行するなか、菓子メーカー各社は「大人」市場の開拓に注力している。チョコレート菓子で「大人向け」の商品が再購入意向の上位に挙げられていたが、スナック菓子市場でも、「家飲み」をキーワードとした「チーザ」「グラッツ」、健康志向を訴求した「ベジップス」など大人向け商品がロングセラーブランドに伍して上位に食い込んでいる。一方のロングセラーブランドも、地域や期間限定商品、昨今ブームの「濃い味」アイテムなどを次々と発売してユーザーを離さない戦略をとっている。 なじみのあるロングセラー商品と、「大人向け」ブランドが、大人になったスナックユーザーを奪い合う構図はまだまだ続きそうだ。
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