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(2014.06)
消費者調査 No.194 カップめん(2014年6月版)
全項目トップの「カップヌードル」はじめ、ロングセラーの牙城が強固なカップめん市場
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)

 2013年の即席めん市場は、生産数量ベースで54.8億食(同100.0%)とほぼ前年並みであった(一般社団法人 日本即席食品工業協会の推計)。その中で、カップめんは34.6億食(同99.2%)と減少した。生産数量ベースで即席めん市場の6割超を占めるカップめん市場だが、2011年の36億食をピークに減少に転じている。減少幅こそ小さいものの、話題性においては「生麺風」の新商品競争が激しい袋めんに圧されている感は否めない。

 今回は、当社が任意に選んだ45ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買ったことがある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。なお、「日清焼そばU.F.O.」、「ペヤングソース焼きそば」(まるか食品)などカップ焼きそばは含んでいない。


 まず全体を通して、1971年に発売された"世界初のカップ麺"「カップヌードル」(日清食品)が全7項目でトップとなった。また、4割超のシェアを持つ日清食品の商品が7項目すべてでベスト10のうち半数を占めている。

 認知では、「カップヌードル」が9割弱、2位「日清ラ王」(日清食品)、3位「赤いきつね/緑のたぬき」(東洋水産)までが7割を超えている。最近3ヶ月以内における「広告・記事(をみたことがある)」「店頭(で見たことがある)」での接触、過去と3ヶ月以内における「買って食べたことがある」(購入経験)、さらには「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)の5項目は、いずれも1位「カップヌードル」、2位「赤いきつね/緑のたぬき」(東洋水産)、3位「日清どん兵衛」(日清食品)という順位であった。「赤いきつね/緑のたぬき」は1978年、「日清どん兵衛」も1976年発売であることから、ロングセラーブランドの独壇場であるといえる。

 「買って食べたことがある人ベースの今後も買いたい」(継続購入意向)では、2位に「セブンプレミアムのカップめん」、4位には「カップSUGAKIYAラーメン」(寿がきや食品)が、購入経験者はまだ少ないものの、上位に入った。愛知県を中心に関西・北陸圏で店舗を展開する「SUGAKIYA」は、一部で固定客を掴んでいることがうかがえる。また、「セブンプレミアム」は、「すみれ」(札幌)、「山頭火」(旭川)、「一風堂」(福岡)といった有名ラーメン店とコラボした280円の付加価値商品「セブンゴールド」から120円まで展開するなど、店頭におけるPBの品揃えを増やしている。


 冒頭で述べたように、カップめん市場は市場規模こそ大きいものの、ここ数年の話題性においては、技術革新による付加価値競争が激化している袋めんに大きく後れをとっている。特に主戦場のひとつであるCVSがPBに重点を置き、それにトップどころのメーカーが絡んでいることもあって、自社の新商品の開発と育成が難しい環境にある。しかしこういう状況だからこそ、閉そく感を打ち破るインパクトある新商品の登場が期待される。

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【提示45ブランド】
  • 日清ラ王(日清食品)
  • カップヌードル(日清食品)
  • カップヌードルライト(日清食品)
  • スープヌードル(日清食品)
  • チキンラーメンどんぶり(日清食品)
  • 行列のできる店のラーメン(日清食品)
  • 日清のとんがらし麺(日清食品)
  • サイリウムヌードル(日清食品)
  • 日清麺職人(日清食品)
  • 日清太麺堂々(日清食品)
  • 日清麺屋(日清食品)
  • 出前一丁どんぶり(日清食品)
  • 日清デカ王(日清食品)
  • 日清のどん兵衛(日清食品)
  • 日清のごんぶと(日清食品)
  • 匠(東洋水産)
  • 麺づくり(東洋水産)
  • ホットヌードル(東洋水産)
  • hanauta(東洋水産)
  • でかまる(東洋水産)
  • 四季物語(東洋水産)
  • 赤いきつね/緑のたぬき(東洋水産)
  • 一平ちゃん(明星食品)
  • チャルメラカップ(明星食品)
  • 中華三昧タテ型(明星食品)
  • 究麺(きわめん)(明星食品)
  • Quick1(明星食品)
  • サッポロ一番カップめん(サンヨー食品)
  • サッポロ一番カップスター(サンヨー食品)
  • サッポロ一番麺の力(サンヨー食品)
  • ホームラン軒(テーブルマーク)
  • スーパーカップ1.5 倍(エースコック)
  • 茹でたて名人(エースコック)
  • 飲み干す一杯(エースコック)
  • ニュータッチ(ヤマダイ)
  • 凄麺(ヤマダイ)
  • カップSUGAKIYAラーメン(寿がきや食品)
  • セブンゴールド「日清名店仕込みシリーズ」(セブン&アイ)
  • セブンプレミアムのカップめん
  • トップバリュのカップめん
  • ローソンセレクトのカップめん
  • ファミリーマートコレクションのカップめん
  • みなさまのお墨付き(西友)
  • コープヌードル(日本生協連)
  • 辛カップラーメン(農心)

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:調査期間:2014年1月17日~1月24日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,033サンプル
サンプル構成(%)




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週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

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日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

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