2014年のチョコレート市場は、前年比7.5%増(小売金額ベース:全日本菓子協会)で、菓子市場のなかでも大きな伸びとなっています。
今回は、当社が任意に選んだチョコレート菓子の29ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭・自動販売機(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って食べた」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査でも前回(2014年7月版)と同様に「きのこの山・たけのこの里(明治)」が複数の項目で首位を獲得した。「きのこの山・たけのこの里」は、認知、店頭接触、購入経験の3項目で首位を獲得、3ヶ月内購入、今後の購入意向でも3位となり、ロングセラーらしい強さをみせた。
また、前回調査でも上位にランクインした「キットカット(ネスレ日本)」と「アーモンドチョコ(明治)」は、3ヶ月内購入で「キットカット」が首位、「アーモンドチョコ」が2位、今後の購入意向では「アーモンドチョコ」が首位、「キットカット」が2位と僅差での首位争いとなり、強いブランド力をうかがわせた。
ユーザーの満足度の指標となる再購入意向では、"大人のためのひとくちチョコレート"と銘打った「神戸ローストショコラ(江崎グリコ)」が同項目で前回の4位から今回初めて首位を獲得した。このほかにも、再購入意向のベスト10には、「大人に贅沢チョコボール(森永製菓)」、"オトナグリコ"シリーズの「アーモンドピーク(江崎グリコ)」、「大人のきのこの山・大人のたけのこの里(明治)」、「ポッキー大人のミルク(江崎グリコ」など、"大人向け"を打ち出した商品が多くランクインした。
菓子市場は少子高齢化の影響を受けやすい市場である。メーカー各社は、ロングセラーブランドの知名度を活かし、プレミアム化を推し進めた"大人向け"商品を次々打ち出している。懐かしさでひきつけ、高品質でつなぎとめる"大人向け"戦略は競争の軸としてますます注目度が高まりそうだ。
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【提示29ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:調査期間:2015年7月10日~14日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,016サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:調査期間:2015年7月10日~14日