2014年度のシリアル市場は、全体では対前年度比97.1%(金額ベース)とマイナス成長でしたが、グラノーラやブラン系は堅調に伸びています。
今回は、当社が任意に選んだシリアルのブランド22商品について、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内広告接触、3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って食べた」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回のランキングでは、各項目ともグラノーラ、ブラン系のブランドが上位を占めた。上位を争っているのは、グラノーラ系シェアトップの「フルグラ(カルビー)」、「フルーツグラノラ(ケロッグ)」、「ごろっとグラノーラ(日清シスコ)」、ブラン系の「オールブラン(ケロッグ)」などである。とくに、「フルグラ」は、3ヶ月内購入、今後の購入意向、再購入意向の3項目でトップとなり、"今もっとも買われており、ユーザーのロイヤリティも高い"強いブランドといえるだろう。
シリアル食品の老舗であるケロッグは、トップブランドの座こそ「フルグラ」に明け渡したが、今後の購入意向では、トップ10に6ブランドがランクイン、幅広い品ぞろえでユーザーにアピールしている。
ごはん、パンに続く"第三の朝食"として定着た感のあるグラノーラだが、冷たい牛乳をかけて食べることが多いことから、需要のピークは夏である。しかし、今秋は「温かいスープに入れて」「ホットミルクをかけて」など冬場に対応した提案や商品が出されており、通年での需要拡大を期待する。さらに、トップブランド「フルグラ」を擁するカルビーは、ヨーグルトとのセット商品や、和朝食をイメージした商品なども発売する。メーカー各社の施策でもう一段の需要拡大が見込めるかが注目される。
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【提示22ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:調査期間:2015年8月24日~28日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,025サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:調査期間:2015年8月24日~28日