味噌、醤油などの基礎調味料の市場は長期的に縮小するなか、焼き肉のたれ等の「たれ」は堅調に伸びています。めんつゆなどの「つゆ」は、2014年は冷夏の影響で前年割れとなりましたが、2015年は微増とみられています。
今回は、当社が任意に選んだつゆ・たれのブランド22点について、「知っている(認知率)」、「買って使ったことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内広告接触、3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って使った」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)使いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回のランキングでは、エバラ食品の「焼き肉のたれ」「黄金の味」、ミツカンの「追いがつおつゆ」、キッコーマンの「キッコーマン 本つゆ」などが上位を占めた。
「黄金の味」「焼き肉のたれ」は、認知、広告接触、店頭接触、購入経験、今後の購入意向などで、それぞれ1位と2位を獲得、家庭内で「定番」的な商品になっていることがうかがえる。「追いがつおつゆ」は、今回の調査が需要の最盛期である夏であったこともあり、3ヶ月内購入でトップとなっている。「キッコーマン 本つゆ」は、上記全てで4位、「にんべんつゆの素(にんべん)」がそれに続いて上位グループとなっている。
しかし、ユーザーの満足度の指標となる再購入意向では、上位9位までが60%以上で、首位は、「トップバリュ 焼き肉のたれ(イオン)」で、4位には「トップバリュ つゆ(イオン)」がランクインした。それぞれの商品に固定ファンがついた、ロングセラー商品の強い市場といえるだろう。
つゆ、たれのメーカー各社では、めん、焼き肉以外のさまざなメニュー提案を積極的に行っている。つゆでは、煮物、和え物、ドレッシング等、たれでは、カルパッチョやサラダ、唐揚げ等で、それが需要を下支えし、ロングセラー商品の強さにもつながっている。一方、つゆを中心に、トマトベースやカレー風味など新しい切り口の商品も登場してきており、定番の牙城を攻略、市場拡大につなげられるかが注目される。
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【提示22ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:調査期間:2015年8月24日~28日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,025サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:調査期間:2015年8月24日~28日