栄養調整食品市場の2014年の成長率は、上位企業の積極的な追加アイテム投入などもあり、4%前後とみられています。
今回は、当社が任意に選んだ栄養調整食品のブランド16点について、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内広告接触、3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って食べた」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)食べたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査でも、前回と同様、大塚製薬の「カロリーメイト」「SOYJOY」が、複数の項目で1位、2位を獲得、トップ企業の強さをみせつけた。「カロリーメイト」は、認知率79.9%、購入経験率50.5%という高い数字で高い浸透率をみせた。さらに、3ヶ月内購入、今後の購入意向ともに首位で、1983年のロングセラー商品でありながら、今もなお人気商品であることがわかる。
「カロリーメイト」「SOYJOY」を追うのは、アサヒフードアンドヘルスケアの「バランスアップ クリーム玄米ブラン」で、とくに3ヶ月内購入では、トップの「カロリーメイト」に2.2ポイントの小差まで迫っている。
また、ユーザーの満足度を示す指標である再購入意向では、「毎日果実 フルーツたっぷりのケーキバー(グリコ)」「バランスアップ クリーム玄米ブラン」などフルーツやブランなど、健康イメージのある素材を訴求した商品が目立ち、ユーザーの健康志向がうかがえる。
栄養調整食品は、手軽ながら栄養バランスの良い食事の代替や間食として成長してきた。成長力のある市場だけに、数々のブランドが参入してきたが、「カロリーメイト」「SOYJOY」「バランスアップ」など上位商品の壁は厚い。その一角に食い込める商品は出てくるのかが、注目される。
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【提示16ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:調査期間:2015年9月9日~11日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,007サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:調査期間:2015年9月9日~11日