菓子市場において、チューイングガムが縮小、キャンディが低迷するなかで、錠菓の市場は堅調な動きをみせています(金額ベース e-お菓子ねっと)。
今回は、当社が任意に選んだ錠菓23ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、「3ヶ月以内に買ってべた(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回のランキングでは、前回に引き続き、「ミンティア(アサヒフードアンドヘルスケア)」と「フリスク(クラシエフーズ)」が上位を争う結果となった。しかし、前回と比べ、「ミンティア」が首位を獲得した項目は、4項目から5項目に増加、うち、フリスクに5ポイント以上の差をつけた項目は1項目から3項目に増加するなど、「ミンティア」が「フリスク」を振り切って独走態勢に入りつつあることがうかがえる。
「ミンティア」は、認知率こそ0.5ポイントの僅差で「フリスク」に首位を譲ったものの、広告、店頭接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後の購入意向などで首位を獲得。さらに、3ヶ月内店頭接触、3ヶ月内購入などで「フリスク」に有意差をつけており、実購入において優位にあるといえる。今後の購入意向でも「フリスク」を突き放す勢いがあり、再購入意向でも3位を獲得するなど、「ミンティア」の優位は続くとみられる。
錠菓の市場でシェアトップの「ミンティア」は、今年で発売20周年を迎える。そのシェアは5割を超え、100円という手軽な価格と、幅広いフレーバー展開を武器に、売上は15年連続で過去最高を更新し続けている。一方の「フリスク」は、昨年発売30周年を迎えた。今年9月には、全面リニューアルを果たし、シェアは約3割弱とみられる。しかし近年、両者ともに、レギュラータイプは伸び悩み、「ミンティア」は、200円の「ミンティアブリーズ」を、フリスクは260円の「フリスクNOWミンツ」を発売するなど、高付加価値化をすすめている。約300億円とみられる市場をめぐって、上位2ブランドの競争はますます激化しそうだ。
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【提示23ブランド】
※アサヒフードアンドヘルスケア
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2016年9月20日~23日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,007サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2016年9月20日~23日