2016年のカップめんの市場は、3年連続で前年実績を上回り、堅調に推移しています。
今回は、当社が任意に選んだカップめん34ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査でも、前回(2016年2月版)までと同様に「カップヌードル(日清食品)」が圧倒的な強さを示した。カップヌードルは7項目中6項目で首位を獲得した。購入経験では、2位の「日清のどん兵衛(日清食品)」に13.2ポイント、今後の購入意向でも同じく2位の「日清のどん兵衛」に10.2ポイントの差をつけるなど、その強さは盤石といえる。
トップは独走だが、2位争いはし烈だ。「日清のどん兵衛」が5項目で2位を獲得したが、3位の「赤いきつね/緑のたぬき(東洋水産)」との差はすべて3ポイント以下である。
また、生タイプ袋めんでブームを巻き起こした「マルちゃん正麺(東洋水産)」のカップタイプ即席めん「マルちゃん正麺カップ(東洋水産)」だが、購入経験は、前回(2016年2月版)を2.8ポイント上回ったものの、3ヶ月内購入や今後の購入意向は横ばいで、先発ブランドの壁の厚さに阻まれ、上位への食い込みは果たせていない。
カップめんの市場では、季節や期間、地域限定のフレーバーなどを含め、年間約1,000種の新アイテムが登場するという。特にこの冬は、「カップヌードル」が「抹茶 抹茶仕立てのシーフード味」を、「日清焼そばU.F.O.(日清食品)」は「U.F.O.梅こぶ茶」を、「ペヤングソースやきそば(まるか食品)」が「チョコレートやきそばギリ」を発売するなど、変わり種商品が次々と登場した。メーカー各社はこれらの商品で、注目度を上げ、定番品の活性化につなげたい考えだ。「国民食」とまでいわれるカップめんのロングセラーブランドは、おいしさだけでなく、アイデア、エンターテインメント性でも激しい競争を続けている。
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【提示34ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2017年1月13日~17日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,045サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2017年1月13日~17日