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2016年度の冷菓市場は、下期の「冬アイス」ブームなどもあり、前年度比6.3%増の4,939億円で、2017年度も、夏場の天候不順にもかかわらず、上期1%増と堅実な成長が続いています。
今回は、当社が任意に選んだ冷菓33ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って食べたことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買いたいと思う(今後購入意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査結果では、7項目中、前回(2017年5月版)と同様に認知を除く6項目で「ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)」が首位を獲得した。独走ぶりは相変わらずで、2位との比較でみると、3ヶ月内購入では13.8ポイント、今後の購入意向では19.3ポイントの大差となっており、再購入意向も76.6%と極めて高い。
2位以下は項目ごとに順位が入れ替わる混戦模様だが、「パルム(森永乳業)」「雪見大福(ロッテ)」「チョコモナカジャンボ(森永製菓)」「ピノ(森永乳業)」などの定番が上位にランクインしている。
また、ユーザーの満足度の指標である再購入意向では、5位以内に「セブンプレミアムのアイスクリーム(セブン&アイ)」、「ファミリーマートコレクションのアイスクリーム(ファミリーマート)」などコンビニPBが2点ランクインしてきている。アイスクリームは、若年層や女性層呼び込みのフックとしてコンビニ各社が注力しており、それが奏功している。
冷菓メーカー各社は、「冬アイス」ブームの定着を図るとともに、プレミアムアイスや健康志向の商品を中心に今後も注力を続けていく構えで、市場の5,000億円突破も近いとみられている。通年化した市場で激しい競争の繰り広げられる冷菓市場の行方が注目される。
- SUNAO(江崎グリコ)
- 牧場しぼり(江崎グリコ)
- ジャイアントコーン(江崎グリコ)
- アイスの実(江崎グリコ)
- パナップ(江崎グリコ)
- 明治エッセルスーパーカップ(明治)
- 明治ゴールドライン(明治)
- 爽(ロッテ)
- クーリッシュ(ロッテ)
- レディボーデン(ロッテ)
- 雪見だいふく(ロッテ)
- モナ王(ロッテ)
- ピノ(森永乳業)
- パルム(森永乳業)
- MOW(モウ)(森永乳業)
- アイスボックス(森永製菓)
- パリパリバー(森永製菓)
- 白いダースアイスバー(森永製菓)
- チョコモナカジャンボ(森永製菓)
- 板チョコアイス(森永製菓)
- ヨーロピアンシュガーコーン(クラシエ)
- 豆乳アイスソイ(クラシエ)
- ガリガリ君(赤城乳業)
- あずきバー(井村屋)
- やわもちアイス(井村屋)
- ハーゲンダッツ
- ベン&ジェリーズ
- ファミリーマートコレクションのアイスクリーム
- ローソンセレクトのアイス(ローソン)
- セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ)
- セブンゴールド金のアイス(セブン&アイ)
- トップバリュのアイス(イオン)
- ミニストップフローズンヨーグルト
調査期間:2018年1月17日~19日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,004サンプル
サンプル構成(%)