半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2009.04)
カップめん(2009年版)
独走のカップヌードル、地歩固めるPB
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 カップめんは、年間30億食を超える(データ:(社)日本即席食品工業協会)市場だが、2008年、この巨大な市場は穀物や原油などの原料高に揺れ、約7%縮小した。
 今回は、全国区で発売されているカップめん(ラーメン、うどん・そば)について、当社のインターネットモニターに行った調査結果を、ランキング形式でお届けします。

 前回(2004年)のランキングでは、日清食品の「カップヌードル」が全項目で首位を独占したが、今回のランキングでも「カップヌードル」が強さをみせた。
 「カップヌードル」は、「知っている(認知率)」でこそ同じく日清の「チキンラーメン」に僅差で首位を譲ったが、「6ヶ月以内に店頭でみた(店頭認知)」「今後(も)食べたい」など残り6項目では全て首位を獲得した。特に「6ヶ月以内に食べた」「6ヶ月以内にもっとも多く食べた」「今後もっとも食べたい」では、2位以下に20%近い差をつけ、追随を許さない。
 さらに、「カップヌードル」以外の日清食品のブランドも、「どん兵衛」「チキンラーメン」が全ての項目で5位以内に入るなど、トップメーカーとして厚い商品構成となっている。
 日清食品以外では、東洋水産の「赤いきつね・緑のたぬき」が「6ヶ月以内にもっとも多く食べた」「今後もっとも食べたい」でそれぞれ2位となるなど、発売30年を超えるロングセラーならではの根強いファン層がみられる。
 また、消費者の生活防衛意識を背景に売上を伸ばしているプライベートブランド(PB)の商品も、有名メーカー商品に互してランク入りを果たしている。イオンのトップバリュは「6ヶ月以内に食べた」「6ヶ月以内にもっとも多く食べた」でそれぞれ9位と5位という一桁にランクインし、セブン&アイの「セブンプレミアム」も、6ヶ月以内の購入者ベースで63.6%が「今後も食べたい」と答えるなど、一定レベルのファンの獲得に成功している。

 2008年の値上げラッシュも落ち着き、メーカー各社が積極的な新商品投入を図っていることもあり、2009年のカップ麺市場は回復基調にあるといわれている。しかし、景況感の悪化からくるユーザーの節約意識の高まりや、PBの攻勢も予想され、「国民食」ともいわれるカップ麺の競争は、たとえ大型ブランドといえども予断を許さないといえるだろう。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。






【提示38ブランド】
  • チキンラーメン(日清食品)
  • カップヌードル(日清食品)
  • 日清のどん兵衛(日清食品)
  • 日清麺職人(日清食品)
  • 行列のできる店のラーメン(日清食品)
  • 日清中華(日清食品)
  • 日清ラ王(日清食品)
  • 日清のごんぶと(日清食品)
  • 日清デカ王(日清食品)
  • 日清の江戸そば/ 京うどん(日清食品)
  • GooTa[グータ] (日清食品)
  • スープヌードル(日清食品)
  • 赤いきつね・緑のたぬき(東洋水産)
  • 麺づくり(東洋水産)
  • ホットヌードル(東洋水産)
  • 匠(東洋水産)
  • 昔ながらの中華そば(東洋水産)
  • 激めん(東洋水産)
  • 明星チャルメラカップ(明星食品)
  • 明星一平ちゃん(明星食品)
  • 明星究麺(きわめん)(明星食品)
  • エースコックワンタンメン(エースコック)
  • わかめラーメン(エースコック)
  • スーパーカップ(エースコック)
  • サッポロ一番カップスター(サンヨー食品)
  • サッポロ一番どんぶり(サンヨー食品)
  • サッポロ一番ポケモンヌードル(サンヨー食品)
  • 長崎ちゃんぽん(マルタイ)
  • ホームラン軒(加ト吉)
  • 東北ご当地シリーズ(加ト吉)
  • 広東拉麺(加ト吉)
  • トップバリュのカップ麺
  • セブンプレミアムのカップ麺
  • セービングのカップ麺
  • ファインセレクトのカップ麺
  • グレートバリューのカップ麺
  • グッドアイのカップ麺
  • UUCSのカップ麺

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2009年4月10日~14日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~49歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:632サンプル
サンプル構成(%)
男女別年代比率(%)


お知らせ

2025.03.06

クレジットカード決済に関する重要なお知らせ

2025.04.17

JMR生活総合研究所 ゴールデンウイーク期間中の営業のお知らせ

2025.04.25

メンテナンスのお知らせ

新着記事

2025.04.25

成長市場を探せ 少子化ものともせず、拡大する学習塾市場(2025年)

 

2025.04.24

25年2月の「広告売上高」は、10ヶ月連続のプラス

2025.04.23

25年3月の「コンビニエンスストア売上高」は2ヶ月ぶりのプラスに

2025.04.22

トランプ関税の正義、賢愚、そして帰結 - ポストグロ-バル経済と自由貿易体制(上編)

 

2025.04.22

25年2月の「旅行業者取扱高」は19年比で78%に

2025.04.21

ポートフォリオ戦略からダイナミック・ポートフォリオ分析で統合経営へ

2025.04.21

企業活動分析 2024年12月期のアルファベット(Google)は、検索、AIとも2桁増で過去最高更新

2025.04.18

消費者調査データ カップめん(2025年4月版)別次元の強さ「カップヌードル」、2位争いは和風麺

2025.04.17

25年2月の「商業動態統計調査」は11ヶ月連続のプラス

2025.04.16

25年3月の「景気の現状判断」は13ヶ月連続で50ポイント割れに

2025.04.16

25年3月の「景気の先行き判断」は7ヶ月連続の50ポイント割れに

2025.04.15

25年2月の「消費支出」は4ヶ月ぶりのマイナスに

2025.04.14

提言論文 ブランド価値ランキング - 価値実現率の低い選択的耐久財

2025.04.14

企業活動分析 アップルの2024年9月期は、サービス事業過去最高で増収増益

週間アクセスランキング

1位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

2位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

3位 2025.04.11

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引

4位 2024.10.24

MNEXT 日本を揺るがす「雪崩現象」―「岩盤保守」の正体

5位 2024.11.06

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場  背景にある簡便化志向や節約志向

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area