半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2010.02)
消費者調査 No.82 スナック菓子(2010年2月版)
苦戦する新商品  定番商品の切り崩しのヒントは巣ごもり消費の取り込みか!?
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 節約意識などからくる内食需要の高まりをうけ、巣ごもり消費の代表例であるスナック菓子は、堅調に推移しています。
 今回は、任意に選定した20ブランドのスナック菓子について「知っている(認知率)」「買ったことのある(購入経験率)」「再購入意向」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「知っている(認知率)」「買ったことのある(購入経験率)」は、共に、カルビーの「かっぱえびせん」「ポテトチップス」「じゃがりこ」がTOP3を独占し、上位集中化の傾向がみられた。
 一方、2009年度発売の新商品をみると、最上位は、認知率が、ハウスの「こんがりポテト」で15位、購入経験率が、湖池屋の「ポテトチップス(プレミアム味)」の17位と苦戦している。
 その中で、着目すべき動きを見せたのが、2008年発売のグリコの「チーザ」である。「チーザ」は、認知率、購入経験率、共に14位であるが、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」で、2位にランクインした。今後の購入率の伸びが期待できるものと推測される。
 「チーザ」は、飲食店ではなく自宅で飲む、いわゆる宅飲みをターゲットにし、巣ごもり消費時代のスナック菓子ニーズを見事に捉えているといえるかもしれない。

 大手メーカーが取引先やマスコミ向けに発表した2009年の営業方針では、「定番強化」という発言が相次いだ。その言葉通り、2009年のスナック菓子の新製品の発売数は、対前年比で11%減少している。
 消費不況乗り切りの切り札は各メーカーや流通とも「定番商品」という状況下で、いかに独自の食シーンを獲得し、ファンを育成するかが生き残りの鍵となりそうだ。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示20ブランド】
  • カルビー ポテトチップス
  • カルビー かっぱえびせん
  • カルビー ジャガビー
  • カルビー じゃがりこ
  • カルビー ギザギザポテト
  • カルビー サッポロポテト
  • 湖池屋 ポテトチップス
  • 湖池屋 ポテトチップス(プレミアム味)
  • 湖池屋 カラムーチョ
  • 明治製菓 カール
  • 明治製菓 ガリレオ
  • 森永製菓 おっとっと
  • グリコ チーザ
  • グリコ クラッツ
  • グリコ かるじゃが
  • ナビスコ チップスター
  • ナビスコ コーンチップ
  • ハウス とんがりコーン
  • ハウス オー・ザック
  • ハウス こんがりポテト
  • その他のスナック菓子

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2010年1月26日~1月29日
調査対象者:当社インターネットモニター 15歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,046サンプル
サンプル構成(%)

新着記事

2024.11.20

24年9月の「旅行業者取扱高」は19年比で75%に

2024.11.19

24年10月の「景気の先行き判断」は2ヶ月連続の50ポイント割れに

2024.11.19

24年10月の「景気の現状判断」は8ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.11.18

企業活動分析 アルファベット(グーグル)の23年12月期は、グーグルサービスがけん引し売上過去最高を更新

2024.11.18

企業活動分析 アマゾンの23年12月期はAWSがけん引し営業利益前年比3倍へ

2024.11.15

24年9月の「現金給与総額」は33ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.11.14

24年9月の「消費支出」は5ヶ月連続のマイナスに

2024.11.14

24年9月の「家計収入」は5ヶ月ぶりのマイナス

2024.11.13

24年9月は「完全失業率」、「有効求人倍率」とも改善

2024.11.12

企業活動分析 ローソンの23年2月期は、「地域密着×個客・個店主義」徹底し増収増益

2024.11.12

企業活動分析 セブン&アイHDの24年2月期は海外事業の影響で減収も過去最高益を更新

2024.11.11

24年10月の「乗用車販売台数」は2ヶ月連続のプラス

2024.11.08

消費者調査データ No.416 レトルトカレー(2024年11月版) 首位「咖喱屋カレー」、3ヶ月内購入はダブルスコア

2024.11.07

企業活動分析 楽天グループの23年12月期は27期連続増収も、モバイルへの投資で4期連続の赤字

2024.11.07

24年9月の「新設住宅着工戸数」は5ヶ月連続のマイナス

2024.11.06

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場  背景にある簡便化志向や節約志向

2024.11.05

企業活動分析 ファンケルの24年3月期算は国内売上がけん引し、3期ぶりの増収増益へ

2024.11.05

企業活動分析 コーセーの23年12月期は、国内好調も中国事業低迷で増収減益に

2024.11.01

成長市場を探せ コロナ禍の落ち込みから再成長する惣菜食市場(2024年)

2024.10.31

月例消費レポート 2024年10月号 消費は緩やかな改善が続いている-政治が消費回復のリスクに

2024.10.31

消費からみた景気指標 24年8月は6項目が改善

週間アクセスランキング

1位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

2位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

3位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

4位 2024.02.02

成長市場を探せ コロナ禍乗り越え再び拡大するチョコレート市場(2024年)

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area