半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2010.02)
消費者調査 No.85 カレールウ(2010年2月版)
カレーはハウス 
しかし脅威な存在となりつつあるプライベートブランド
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 カレーは、家庭での登場回数は月2.5回(出所:S&B食品ホームページ)と家庭の人気メニューとなっています。また、内食回帰や「朝カレー」という言葉が登場するなど、カレーにスポットがあびることが多くなってきています。
 そんな注目をあびているカレールウについて、今回は当社が任意に選んだカレールウ17ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」のトップ3は、ハウスの「バーモントカレー」「こくまろカレー」「ジャワカレー」の順序となり、カレールウ市場において、「ハウス」の強さを見せつけた形となった。
 しかし、購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)のトップは、エバラの「横濱舶来亭カレーフレーク」となった。「横濱舶来亭カレーフレーク」は、購入経験率では12位で購入者の母数は87人と相対数は少ないが、確実にリピーターを形成しファン層の獲得に繋げた商品の一例として捉えることが出来る。
 また、プライベートブランド商品(PB)である「セブンプレミアム」が2位、「イオントップバリュ」が7位とメーカー商品(NB)と並び善戦している。
 カレールウが含まれる調味料・加工食品は、価格が上昇すると、PB商品を購入する傾向が高くなるという当社のデータがある(食品価格とPB)。そのため、メニューとしてカレーの登場回数が多い分、カレールウを節約したいという消費者の節約志向に一致した結果、PBのカレールウの再購入意向が高くなったものと思われる。
 節約志向に対抗するメーカーは「横濱舶来亭カレーフレーク」の様に、形状をフレーク状にしたり、または、二重形状や液状など新しい形状、カロリーオフなど多様な方策で迎え撃つ構えである。消費者の内食回帰を追い風にしつつ、辛口スパイスの利いたカレーの如くブランド競争が熱くなっている。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示17ブランド】
  • ハウス バーモントカレー
  • ハウス プライムバーモントカレー
  • ハウス ジャワカレー
  • ハウス プライムジャワカレー
  • ハウス こくまろカレー
  • S&B ゴールデンカレー
  • S&B とろけるカレー
  • S&B カレーハーフ とろけるカレー
  • S&B 王室料理人の 地中海カレー
  • S&B 世界の食卓から
  • S&B ディナーカレー
  • S&B カレーの王子様
  • グリコ 2段熟カレー
  • グリコ ZEPPIN カレー
  • エバラ 横濱舶来亭カレーフレーク
  • イオン トップバリュ カレールウ
  • セブンプレミアム カレールウ

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2010年1月26日~1月29日
調査対象者:当社インターネットモニター 15歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,046サンプル
サンプル構成(%)

お知らせ

2024.12.19

JMR生活総合研究所 年末年始の営業のお知らせ

新着記事

2024.12.20

消費者調査データ No.418 サブスクリプションサービス 広く利用される「プライムビデオ」、音楽サブスクには固定ファンも

2024.12.19

24年10月の「商業動態統計調査」は7ヶ月連続のプラス

2024.12.19

24年10月の「広告売上高」は、6ヶ月連続のプラス

2024.12.19

24年10月の「旅行業者取扱高」は19年比で83%に

2024.12.18

提言論文 「価値スタイル」で選ばれるブランド・チャネル・メディア

2024.12.18

24年11月の「景気の先行き判断」は3ヶ月連続の50ポイント割れに

2024.12.18

24年11月の「景気の現状判断」は9ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.12.17

24年10月の「現金給与総額」は34ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.12.16

企業活動分析 SGHDの24年3月期はロジスティクス事業不振で2期連続の減収減益

2024.12.16

企業活動分析 ヤマトHDの24年3月期はコスト削減追いつかず3期連続減益

2024.12.13

成長市場を探せ コロナ禍の壊滅的状況からV字回復、売上過去最高のテーマパーク(2024年)

2024.12.12

24年10月の「家計収入」は再びプラスに

2024.12.12

24年10月の「消費支出」は6ヶ月連続のマイナスに

2024.12.11

提言論文 価値スタイルによる生活の再編と収斂

2024.12.10

24年10月は「有効求人倍率」は改善、「完全失業率」は悪化

2024.12.09

企業活動分析 江崎グリコ株式会社 23年12月期は国内外での売上増などで増収増益達成

2024.12.09

企業活動分析 日清食品ホールディングス株式会社 24年3月期は価格改定浸透で増収、過去最高益達成

 

2024.12.06

消費者調査 2024年 印象に残ったもの 「大谷選手」「50-50」、選挙も五輪も超えてホームラン!

2024.12.05

24年11月の「乗用車販売台数」は3ヶ月ぶりのマイナス

週間アクセスランキング

1位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

2位 2024.04.05

消費者調査データ ノンアルコール飲料(2024年4月版) 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」

3位 2024.12.04

提言論文 本格消費回復への転換-価値集団の影響力拡大

4位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area