消費者調査 No.168 コーヒー飲料(2013年3月版) | ||
BOSSとジョージアの首位争いに加わる第3のブランドは? | ||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
コーヒー飲料は、清涼飲料のなかでも最大の、そして堅調に拡大するカテゴリーとしてメーカー各社が注力する激戦市場です。 今回は、当社が任意に選んだコーヒー飲料17ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭や自販機でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでは、サントリーの「BOSS(ボス)」が首位を独占、コカ・コーラの「ジョージア」が僅差で追いかけており、前回(2012年8月)、前々回(2011年8月)と同様、「BOSS」「ジョージア」の強さが突出する結果となった。 多くの項目で3位を争っているのは、「ワンダ(アサヒ飲料)」と「キリン ファイア(キリンビバレッジ)」だが、ユーザーの満足度をはかる指標である「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」で3位を獲得したのは、「ドトール(JTビバレッジ)」、4位が「タリーズコーヒー(伊藤園)」とコーヒーチェーンとのブランドをもった商品がランクインしている。 「BOSS」「ジョージア」の2ブランドは、テイスト、容器、容量などさまざまな切り口で幅広い商品ラインナップを揃え、ユーザーのニーズを捉えることで強いブランドをつくってきた。「ドトール」「タリーズコーヒー」は、その強いブランドがかためる市場に、コーヒーチェーンで培った高級感や本格感を武器に食い込もうとしている。 過去にも、ペットボトルタイプの強化や朝専用ブラックコーヒーなどさまざまな切り口をもった商品がコーヒー飲料の市場の拡大に貢献してきたが、チェーンブランドの商品がさらなる拡大をもたらすのかが注目される。
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