消費者調査 No.177 RTD(2013年7月版) | ||
首位氷結を追うほろよい | ||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
RTD(Ready to Drink:そのまますぐ飲める)と呼ばれる缶入りのチューハイやハイボールなどの低アルコール飲料は、成熟市場であるアルコール市場のなかでも順調に拡大を続けています。 今回は、当社が任意に選んだRTD31ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでは、前回(2012年版)と同様に、多くの項目で「キリン氷結(キリンビール)」が首位を獲得した。 「キリン氷結」は、8項目中5項目で首位を獲得、購入経験では2位の「ほろよい(サントリー)」に12.3ポイント差をつけているが、3ヶ月内購入では5.3ポイントまで差をつめられている。さらに購入者の満足度の指標である購入者ベースの今後の購入意向(再購入意向)では、2位の「ほろよい」に11.1ポイント差の9位にとどまった。これは、トップシェアの商品だけに、お試しだけで離脱したユーザーも相当数いることが原因と考えられ、アクティブなユーザーに絞ってみる(3ヶ月内購入者ベースの今後の購入意向)と、「ほろよい」を抑えて94.2%と高い数字となっており、厚いコアユーザー層の存在が伺える。 RTD市場は、果実系のフレーバーを軸にアイテムを拡大、成長を続けてきた。前回(2012年版)人気を集めた、アルコール度数の低いソフトなRTDにも果実系のフレーバーが目立った。しかし、最近ではワインスプリッツァやハイボール、紅茶やラムネなどの果実系以外のフレーバーが追加され、注目を集めている。 需要最盛期を迎え、新フレーバーやアイテムも出揃ってきた。進化を続けるRTD市場の競争は、ますます激化しそうだ。
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