半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2015.05)
ビール系飲料(2015年5月版)
プレミアムモルツ、スーパードライ、金麦......大型ブランドの競り合い続く


 2014年のビール系飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル)の課税出荷数量は、前年比1.5%減で、市場は10年連続で縮小を続けています。

 今回は、当社が任意に選んだビール系飲料の32ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭・自動販売機(で見たことがある)」での接触状況、「3ヶ月以内に買って飲んだ」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします(※調査は2015年4月)。


 今回のランキングでは、ビールでは「アサヒスーパードライ(アサヒビール)」と「ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)」、「一番搾り生ビール(キリンビール)」等が上位を争い、新ジャンルでは「サントリー金麦(サントリー)」がビール上位ブランドに交じって複数の項目でトップ3に食い込んだ。「アサヒスーパードライ」は、前回(2014年版)では、認知率を除く6項目、前々回(2013年版)では全項目でトップであったが、今回はそれぞれ僅差ながら、広告接触で「サントリー金麦」、満足度の指標となる再購入意向では「ザ・プレミアム・モルツ」のサントリーブランドに首位を明け渡した。「ザ・プレミアム・モルツ」は、前々回、前回と順調に再購入意向の順位を上げてきており、強いロイヤル層の形成に成功しているといえる。

 新ジャンルでは、前述の「サントリー金麦」が店頭接触で首位、3ヶ月以内飲用で3位に入ったほか、「クリアアサヒプライムリッチ(アサヒビール)」が再購入意向で3位に食い込んだ。

 発泡酒のブランドは「淡麗グリーンラベル(キリンビール)」が2項目で10位内に入ったほかは、すべてトップ10圏外である。

 ビール系飲料は、「若者のビール離れ」がいわれるなど、厳しい環境にある。各社とも新ブランドの発表よりも既存の大型ブランドの育成に注力する姿勢がみられる。各社の主力ブランドのファン層の差は小さいものの、「スーパードライ」「クリアアサヒ」ブランドを擁するアサヒビールと、「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」のサントリーが優位にたっている。これからの需要の最盛期を迎え、大型ブランド間の競争もさらにヒートアップがみこまれる。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。







【提示32ブランド】
  • キリンラガービール
  • キリンクラシックラガー
  • 一番搾り生ビール
  • アサヒスーパードライ
  • アサヒスーパードライドライプレミアム
  • アサヒスーパードライドライブラック
  • アサヒ黒生
  • ザ・プレミアム・モルツ
  • モルツ
  • サッポロ生ビール黒ラベル
  • ヱビスビール
  • ヱビス<ザ・ブラック>
  • 淡麗極上<生>
  • 淡麗グリーンラベル
  • キリンゼロ<生>
  • アサヒスタイルフリー
  • アサヒ本生ドラフト
  • アサヒ本生アクアブルー
  • サッポロ北海道生搾り
  • サッポロ極ZERO
  • のどごし<生>
  • のどごしオールライト
  • キリン澄みきり
  • クリアアサヒ
  • クリアアサヒプライムリッチ
  • アサヒオフ
  • サントリー金麦
  • ラドラー
  • サントリージョッキ<生>
  • サッポロドラフトワン
  • サッポロ麦とホップThegold
  • サッポログリーンアロマ

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:調査期間:2015年4月27日~28日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:944サンプル
サンプル構成(%)



お知らせ

2025.03.06

クレジットカード決済に関する重要なお知らせ

2025.04.17

JMR生活総合研究所 ゴールデンウイーク期間中の営業のお知らせ

2025.04.25

メンテナンスのお知らせ

新着記事

2025.04.25

成長市場を探せ 少子化ものともせず、拡大する学習塾市場(2025年)

 

2025.04.24

25年2月の「広告売上高」は、10ヶ月連続のプラス

2025.04.23

25年3月の「コンビニエンスストア売上高」は2ヶ月ぶりのプラスに

2025.04.22

トランプ関税の正義、賢愚、そして帰結 - ポストグロ-バル経済と自由貿易体制(上編)

 

2025.04.22

25年2月の「旅行業者取扱高」は19年比で78%に

2025.04.21

ポートフォリオ戦略からダイナミック・ポートフォリオ分析で統合経営へ

2025.04.21

企業活動分析 2024年12月期のアルファベット(Google)は、検索、AIとも2桁増で過去最高更新

2025.04.18

消費者調査データ カップめん(2025年4月版)別次元の強さ「カップヌードル」、2位争いは和風麺

2025.04.17

25年2月の「商業動態統計調査」は11ヶ月連続のプラス

2025.04.16

25年3月の「景気の現状判断」は13ヶ月連続で50ポイント割れに

2025.04.16

25年3月の「景気の先行き判断」は7ヶ月連続の50ポイント割れに

2025.04.15

25年2月の「消費支出」は4ヶ月ぶりのマイナスに

2025.04.14

提言論文 ブランド価値ランキング - 価値実現率の低い選択的耐久財

2025.04.14

企業活動分析 アップルの2024年9月期は、サービス事業過去最高で増収増益

週間アクセスランキング

1位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

2位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

3位 2025.04.11

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引

4位 2024.10.24

MNEXT 日本を揺るがす「雪崩現象」―「岩盤保守」の正体

5位 2024.11.06

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場  背景にある簡便化志向や節約志向

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area