ミネラルウォーターの市場は、2011年に東日本大震災の備蓄用として大幅に拡大、2012年は反動で微減となったものの、2013年、2014年と堅調に推移しています(日本ミネラルウォーター協会)。
今回は、当社が任意に選んだミネラルウォーター23ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭・自動販売機(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って飲んだ」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査では、2009年発売の「い・ろ・は・す(日本コカ・コーラ)」と1991年発売の「サントリー天然水(サントリー)」がほとんどの項目で首位を争う展開になった。両者は、「い・ろ・は・す」が3ヶ月内広告接触で9ポイント差、店頭接触で5ポイント差となった以外は、認知、飲用経験、3ヶ月内飲用、今後意向などの項目で3ポイント差以内という接戦である。
3位には、上位2ブランドにやや差をつけられてはいるが「ボルヴィック(キリンビバレッジ)」が追随し、4位以下には「エビアン」「森の水だより(日本コカ・コーラ)」などがランクインした。
ミネラルウォーター市場の伸長の背景には、災害対策品としての重要性の再認識のほかにも、健康やダイエットへの関心の高まりなどが考えられる。メーカー各社は、かつて主流だったプレーンのミネラルウォーターに加え、スパークリングウォーターやフレーバーウォーター、期間限定のデザインラベル、デザインボトルなどで需要のさらなる拡大を狙っている。実際に2015年4月発売の「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」は一時品薄となるほどのヒットを記録し、「い・ろ・は・す」も、さまざまなフレーバーを展開し、好調な売れ行きを続けている。付加価値を追求した製品のラッシュで今後もさらに市場活性化が期待される。
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【提示23ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:調査期間:2015年12月10日~14日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,017サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:調査期間:2015年12月10日~14日