野菜果実ミックス飲料は、2007年をピークに微減傾向を続けており、2015年は対前年比で94%となりました(カゴメ調べ)。
今回は、当社が任意に選んだ野菜果実ミックス飲料の19ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭・自動販売機(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って飲んだ」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。今回の調査では、カゴメの「野菜生活100」が7項目中6項目で首位を獲得、伊藤園の「1日分の野菜」と「充実野菜」が2位、3位を確保し、4位以下を2倍以上の差で大きく引き離す展開となった。
今回のランキング上位となった3ブランドは、それぞれ、「野菜生活100」が1995年、「1日分の野菜」が2004年、「充実野菜」が1992年の発売で、「野菜生活100」と「充実野菜」は発売後20年以上、「1日分の野菜」も10年以上のロングセラーだ。長期間の蓄積で固定的なユーザーを育ててきたブランドである。
その一方、再購入意向の上位には、比較的新しいブランドも顔を出している。まだ母数である購入経験者は少ないものの、首位のセブン&アイの「セブンプレミアム 毎日1杯の野菜ジュース」(2015年10月発売)、6位のカゴメの「GREENS」(2015年10月発売)などである。とくに「GREENS」は、「生」「鮮度」にこだわってフレッシュ感を前面に押し出した新しいタイプの野菜果実飲料として期待されている。
健康イメージの強い野菜果実ミックス飲料は、トクホの飲料や健康志向の清涼飲料などとの激しい競争にさらされている。長年市場を支えてきたロングセラーブランドが徐々に厳しい状況に追い込まれてきているなか、新たな切り口で市場を拡大できる商品の登場が待ち望まれている。
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【提示19ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:調査期間:2015年12月10日~14日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,017サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:調査期間:2015年12月10日~14日