エナジードリンクの市場は、2013年の355億円から、2014年に400億円を超え、2015年も拡大を続けているとみられています。
今回は、当社が任意に選んだエナジードリンク22ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って飲んだ」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査では、前回(2014年7月版)と同様、複数の項目で「レッドブル・エナジードリンク(以下レッドブル)(レッドブル・ジャパン)」が複数の項目で首位を獲得、それを「モンスターエナジー(アサヒ飲料)」が追う展開となったが、前回と違うのは、3ヶ月内購入と再購入意向で「モンスターエナジー」が「レッドブル」を抜いて、首位を獲得したことである。3位以下には「チョコラBBジョマ(エーザイ)」「バーンエナジードリンク(コカ・コーラ)」「メガシャキ ENERGY SHOCK(ハウス)」といったブランドが並んでいるが、上位2ブランドとの差は明白で、食い込むのは難しそうだ。
エナジードリンク市場は、2005年に「レッドブル」が国内に上陸したことで実質的に立ち上がり、その後「モンスターエナジー」の発売で市場拡大に弾みがついた。ターゲットは若年層だったが、上陸から11年、当時20代だった層は今や30代となったが、年代別にみると30代に分水嶺があり、30代男性の3ヶ月内利用率(22ブランドのうち1ブランドでも購入)は、40代以降の2倍を超えている(詳細データ:参考表 参照)。上陸時からのユーザーを離すことなく、それに続く年代のユーザーにも受け入れられていることがわかる。2013年以降、国内の飲料、食品や化学・医薬などさまざまなメーカーがエナジードリンクを発売したが、今回の調査結果からもみられるように、上位の壁は厚い。今後も「レッドブル」と「モンスターエナジー」の寡占が続くのか、それとも首位争いに絡む第三のブランドが登場するのか。成長する市場から目が離せない。
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【提示22ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2016年7月22日~26日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:997サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2016年7月22日~26日
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