2015年のノンアルコール飲料の市場規模は、前年比5%増で、2010年と比較すると約2倍となり、2016年も1.5%程度の成長が見込まれています(サントリー調べ)。
今回は、当社が任意に選んだノンアルコール飲料23ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回のランキングでは、サントリーの「オールフリー」が、アサヒビールの「ドライゼロ」と接戦の末、7項目中6項目で首位を獲得した。前回(2012年6月版)でトップを獲得した「キリンフリー(キリンビール)」が、やや差のある3位、4位が「のんある気分(サントリー)」という構図である。
ノンアルコール飲料は、3ヶ月内の購入経験者が、首位の「オールフリー」でも1割ということからもわかるように、市場のボリュームとしてはまだ小さい。しかし、上位ブランドの再購入意向は軒並み6割前後と、ロイヤル層の形成がみられ、今後も成長が予想される。
ノンアルコール飲料の市場は、「飲酒ができないドライバー」向けの飲料として、外食需要を取り込んで急拡大してきた。メーカー各社は、今後は「夕食」「昼食」「アウトドア」「オフィス」など幅広いシーンでの飲用を訴求していく構えだ。一時の勢いはないとはいえ、「オールフリー」「ドライゼロ」のトップ2ブランドが熾烈な競争を繰り広げながら成長するノンアルコール市場。年末年始という飲酒機会の増える時期を控え、その行方が注目される。
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【提示23ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2016年10月14日~19日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,039サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2016年10月14日~19日