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炭酸飲料市場は4年連続で拡大、2016年は過去最高を更新しました(生産量ベース 全国清涼飲料工業会)。
今回は、当社が任意に選んだ炭酸飲料36ブランドについて、「知っている(認知率)」、「飲んだことがある(飲用経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)での接触状況(3ヶ月内店頭接触)」、3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)飲みたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査も前回(2016年4月版)と同様、7項目中、再購入意向を除く6項目で「コカ・コーラ(日本・コカ・コーラ)」が首位を獲得した。「コカ・コーラ」に続くのは、「オランジーナ/レモンジーナ(サントリー)」と「三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)」、「コカ・コーラ ゼロ(日本コカ・コーラ)」などである。
2012年国内発売の「オランジーナ/レモンジーナ」は、3ヶ月内購入で2位、今後の購入意向は僅差の3位となり、1920年発売の「コカ・コーラ」や1909年発売の「三ツ矢サイダー」などのロングセラーに肩を並べるビッグブランドとなった。
また、ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向では、前回(2016年4月版)と同様、「セブンプレミアム そのまま飲める炭酸水(セブン&アイ)」と「トップバリュ炭酸水(イオン)」のPBが1位、2位となったが、3位には、前回7位から順位を上げた「ウィルキンソン タンサン(アサヒ飲料)」がランクインした。ベスト3すべてが無糖の炭酸水で、8位の「南アルプスの天然水 スパークリング(サントリー)」を入れると、ベスト10のうち4ブランドが炭酸水となった。さらに、6位には「コカ・コーラ ゼロ」、7位には「ペプシスペシャル(サントリー)」、9位には「コカ・コーラ プラス(日本コカ・コーラ)」などのカロリーゼロの商品がランクインしており、10位内の商品のうち、7点が無糖の炭酸水もしくはカロリーゼロの炭酸飲料である。
飲料市場はこれから夏本番の需要の最盛期を迎える。飲料各社は今年もさまざまな新製品を投入してきている。日本コカ・コーラは、無糖の「カナダドライ クリアスパークリング レモン」や、トクホでカロリーゼロの「スプライトエクストラ」を発売、アサヒ飲料も無糖、無着色の「ウィルキンソン タンサン ドライコーラ」を7月に発売予定だ。PBや既存の無糖の炭酸水なども含め、今夏繰り広げられそうな炭酸飲料の市場での「甘くない」競争のゆくえが注目される。
【提示36ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2017年5月19日~23日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,016サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2017年5月19日~23日