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2016年のミネラルウォーターのひとりあたりの消費量は27.8リットルで、4年連続で増加、10年間で約1.4倍となっています(日本ミネラルウォーター協会)。
今回は、当社が任意に選んだミネラルウォーター33ブランドについて、「知っている(認知率)」、「飲んだことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)飲みたいと思う(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査では、前回(2016年1月版)と同様に、「サントリー天然水(サントリー)」「い・ろ・は・す(日本コカ・コーラ)」が激しい首位争いを繰り広げた。ただし、前回は7項目中4項目で「い・ろ・は・す」が首位だったのに対し、今回は7項目中5項目で「サントリー天然水」が首位である。前回、今回ともに首位と2位の差はわずかで、逆に2位と3位の差は、3ヶ月内購入や今後の意向などで大きい。市場はこの2ブランドを中心に動いているといえる。
次に、話題の新製品の動きをみてみよう。まずは4月発売の"透明なレモンティー"「サントリー天然水 プレミアムモーニングティー レモン(サントリー)」だが、7項目すべてで20位内にランクイン。認知や購入経験ではそれぞれ18位、15位にとどまっているが、3ヶ月内購入では6位、ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向では5位と、好調な滑り出しといえる。4月に全面リニューアルを行った「アサヒ おいしい水プラス 『カルピス』の乳酸菌(アサヒ飲料)」も再購入意向で3位と好調で、8月には追加のラインナップとして「アサヒ おいしい水プラス 『カルピス』の乳酸菌スパークリング」も発売された。一方、5月発売の「キリン 晴れと水(キリン)」は、広告接触と店頭接触でのみ、20位内にランクインという結果だった。
ここ数年のミネラルウォーター市場の拡大は、フレーバーウォーターやスパークリングウォーターがけん引している。今年の新商品をみても、「サントリー天然水 プレミアムモーニングティー レモン」「アサヒ おいしい水プラス 『カルピス』の乳酸菌」はフレーバーウォーター、「アサヒ おいしい水プラス 『カルピス』の乳酸菌スパークリング」は、フレーバースパークリングウォーターである。健康志向を追い風に、フレーバーウォーターやスパークリングウォーターの人気は続くとみられており、強い上位ブランドのある市場で定番として生き残れるかが注目される。
【提示33ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2017年7月14日~19日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,018サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2017年7月14日~19日