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2016年のRTD(Ready to Drink:そのまますぐ飲める缶入りのチューハイやハイボールなどの低アルコール飲料)の市場は、前年比12%増、9年連続で前年を超え、過去最大の市場規模となりました。
今回は、当社が任意に選んだRTD34ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って飲んだことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭など(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って飲んだ」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。
今回の調査では、前回(2016年8月版)と同様に再購入意向を除く6項目で、「氷結(キリンビール)」が首位を獲得した。2位につける「ほろよい(サントリー)に購入経験で12.5ポイント、3ヶ月以内購入経験で6.5ポイント、今後の意向で7.1ポイントの差をつけ、トップブランドらしい強さをみせたが、キリンの他のブランドは上位5位以内にはランクインしていない。
他方サントリーは、低アルコールの「ほろよい」が全項目で2位、アルコール度数9%の「-196°C」が3ヶ月内購入で3位、購入経験と今後の意向で4位、さらに「サントリー角ハイボール」が3ヶ月内購入で4位と、RTD市場での大きなプレゼンスを反映した結果となった。
アサヒビールの商品では、2016年に急成長した「もぎたて」が3ヶ月内購入で4位、再購入意向で3位に入ったほか、今年6月に発売された「ウィルキンソンRTD」が再購入意向で首位を獲得した。
RTDは、2017年も1桁後半の成長が見込まれている、アルコール類では数少ない成長市場である。けん引しているのは高アルコールの商品で、ビール類からだけでなく、ワインや焼酎の市場も取り込みながら成長を続けている。アルコール各社も注力市場と位置づけ、結果、強いブランドのひしめく激戦区でもある。今年、過去最高を記録した「氷結」のすぐ後ろにも、「-196°C」などのサントリー勢が迫っている。年末の需要期を迎え、「ウィルキンソンRTD」などの新ブランドを含め、競争の行方が注目される。
- もぎたて(アサヒビール)
- 辛口焼酎ハイボール(アサヒビール)
- ウィルキンソンRTD(アサヒビール)
- ニッカハイボール(アサヒビール)
- カクテルパートナー(アサヒビール)
- 玉露と抹茶チューハイ(アサヒビール)
- Slat(すらっと)(アサヒビール)
- カルピスサワー(アサヒビール)
- ニッカシードル(アサヒビール)
- 氷結(キリンビール)
- 本絞り(キリンビール)
- キリンチューハイビターズ(キリンビール)
- スミノフアイス(キリンビール)
- キリンハードシードル(キリンビール)
- -196℃(サントリー)
- 極キレ(サントリー)
- ほろよい(サントリー)
- カロリ。(サントリー)
- 明日のサワー(サントリー)
- サウザクーラー(サントリー)
- ビーフィータージントニック(サントリー)
- サントリー角ハイボール(サントリー)
- サッポロキレートレモンサワー(サッポロビール)
- サッポロ男梅サワー(サッポロビール)
- サッポロ愛のスコールホワイトサワー(サッポロビール)
- タカラcanチューハイ(宝酒造)
- タカラ焼酎ハイボール(宝酒造)
- ネオ酒場サワー(宝酒造)
- ウメッシュ(チョーヤ)
- さらりとした梅酒(チョーヤ)
- トップバリュチューハイカロリーハーフ(イオン)
- クリアクーラー(セブン&アイ)
- セブンプレミアムストロングチューハイ(セブン&アイ)
- みなさまのお墨付きチューハイ(西友)
調査期間:2017年11月16日~21日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:990サンプル
サンプル構成(%)