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エナジードリンク市場は、2007年からの10年でおよそ34倍に拡大したものの、近年はその成長は鈍化しているとみられる。
今回は、当社が任意に選んだ27のエナジードリンクについて、「知っている(認知率)」「3ヶ月以内に広告を見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭でみた(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」「今後(も)買って飲みたい(利用意向)」「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査では、「リアルゴールド(日本コカ・コーラ)」「レッドブル・エナジードリンク(レッドブル・ジャパン)以下レッドブル」「モンスターエナジー(アサヒ飲料)」の3ブランドがほとんどの項目で上位3位を独占した。『エネルギー飲料』をうたう「リアルゴールド」は、認知、店頭接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後の購入意向で首位となった。しかし、購入経験では19.9%と、2位の「レッドブル」に7.8ポイント差をつけたものの、その他の項目では2位との差はおおむね1~5ポイント以内の小差である。また、広告接触では、1位が「レッドブル」、2位が「モンスターエナジー」で、「リアルゴールド」はトップと2.9ポイント差の3位となった。
今回の調査でも、前回(2017年4月版)と同様、3ヶ月内購入は首位でも5%前後にとどまっており、ユーザー層のボリュームは小さく、属性的にも20~30代男性に偏っている(クロス集計結果参照)とみられるが、再購入意向は高い。また、5位以下のブランドは購入経験や今後の意向なども5%に届かず、寡占の度合いが高いのも特徴といえる。限られたユーザー層が特定のブランドをリピートしている様子がうかがえる。
世界のエナジードリンク市場は、2025年にかけて年平均成長率7%、2025年には8,480億ドルに達するという予測(イギリスの市場調査会社 Grand View Research)も発表され、国内ではこの4月にサントリーが「マウンテンデュー キックスタート」を自動販売機限定で発売するなど、新規参入の動きもみられる。上位ブランドの強い市場で、新たなユーザーを獲得し、市場拡大につながるかが注目される。
- モンスターエナジー(アサヒ飲料)
- モンスターウルトラ(アサヒ飲料)
- モンスターカオス(アサヒ飲料)
- モンスターアブショリュートゼロ(アサヒ飲料)
- アサヒドデカミン(アサヒ飲料)
- リアルゴールド(日本コカ・コーラ)
- レッドブル・エナジードリンク(レッドブル・ジャパン)
- レッドブル・シュガーフリー(レッドブル・ジャパン)
- RAIZIN(ライジン)(大正製薬)
- XSエナジードリンク(日本アムウェイ)
- シャークエナジードリンク
- コーワパワードコーヒー(興和)
- バッテリーエナジードリンク
- チョコラBBジョマ(エーザイ)
- キリンメッツアルギニンVパワフルエナジー(キリン)
- ビーエナジードリンク(山田養蜂場)
- パンクラスエナジー
- ファイテンエナジードライ(ファイテン)
- エナジーエナジードリンクキーバ(キーバ)
- エナジージム(ダイドードリンコ)
- ミラクルエナジーV(サンガリア)
- ライフガード・インフィニティ(チェリオ)
- メガシャキENERGYSHOCK(ハウス)
- エナジーボンバー(宝積飲料)
- ブラックアウト(ドン・キホーテ)
- みなさまのお墨付きエナジードリンク(西友)
- matsukiyoEXSTRONGエナジードリンク(マツモトキヨシ)
調査期間:2018年4月17日~19日
調査対象者:インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,000サンプル
サンプル構成(%)
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