半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

公開日:2024年05月10日

消費者調査データ No.406
エナジードリンク(2024年5月版)
首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン



グラフの閲覧・詳細データのダウンロードには有料の会員登録が必要です。
登録済みの方はこちらからログインしてご利用ください。

 2022年の栄養ドリンク炭酸飲料の販売金額は前年比108.0%で、21年は前年割れとなったが、2022年は再びプラスとなった(全国清涼飲料連合会)。

 今回は、当社が任意に選んだエナジードリンク24ブランド(一部リラクゼーションドリンクを含む)について、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査でも、前回(2023年5月版)同様、今回も「モンスターエナジー(アサヒ飲料)」が複数の項目で首位を獲得した。「モンスターエナジー」は、認知、店頭接触、3ヶ月内購入、今後の購入意向で首位となった。購入経験では1.1ポイント差で首位を譲ったものの、3ヶ月内購入では2位に6.7ポイント差、再購入意向も、順位は4位だが、意向率はほぼ7割と高い。今もっとも勢いのあるブランドといえよう。

 2位争いを繰り広げるのは、「リアルゴールド(日本コカ・コーラ)」、「アサヒドデカミン(アサヒ飲料)」、「レッドブル・エナジードリンク(レッドブル・ジャパン)」の3ブランドだ。なかでも「リアルゴールド」は、購入経験で首位、認知や店頭接触、3ヶ月内購入、今後の購入意向で2位と「モンスターエナジー」を追撃するが、「サヒドデカミン」、「レッドブル・エナジードリンク」も小差で「リアルゴールド」に迫り、三つ巴の様相を呈している。

 再購入意向をみると、7割のラインに4ブランドがひしめいている。うちふたつは、西友とイオンのPBだ。しかし上位3ブランドは母数がどれも25以下で、コアなファンがいるとはいえ、ボリュームは小さい。「モンスターエナジー」は購入経験が15%を超えるブランドのなかでは最も再購入率が高い。

 エナジードリンク市場は、コロナ禍で前年割れはあったものの、アップトレンドが続いている。行動制限も解除され、イベントの復活や人流の増加など、飲用シーンも戻り、さらなる拡大が期待されている。また、大手ブランドの強い市場で、カフェインフリー、シュガーフリーなど独自色を打ち出したブランドも投入されており、今後もいっそうの競争激化が予想される。


注目ランキング
  • 3ヶ月内購入
    1. モンスターエナジー(アサヒ飲料)           14.9%
    2. リアルゴールド(日本コカ・コーラ)          8.2%
    3. アサヒドデカミン(アサヒ飲料)            7.1%
    4. レッドブル・エナジードリンク(レッドブル・ジャパン) 6.6%
  • 再購入意向
    1. みなさまのお墨付き エナジードリンク(西友)    71.4%
    2. キリンメッツアルギニンV パワフルエナジー(キリン) 70.8%
    3. エナジーハンター(イオン)             70.0%
    4. モンスターエナジー(アサヒ飲料)          69.7%

グラフの閲覧・詳細データのダウンロードには有料の会員登録が必要です。

ログインしてグラフを見るいますぐ会員登録


詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示24ブランド

  • モンスターエナジー(アサヒ飲料)
  • モンスター ウルトラ(アサヒ飲料)
  • モンスター パイプラインパンチ(アサヒ飲料)
  • モンスター カオス(アサヒ飲料)
  • モンスターエナジー ゼロシュガー(アサヒ飲料)
  • モンスター スーパーコーラ(アサヒ飲料)
  • アサヒドデカミン(アサヒ飲料)
  • ZONe エナジードリンク(サントリー)
  • リアルゴールド(日本コカ・コーラ)
  • レッドブル・エナジードリンク(レッドブル・ジャパン)
  • レッドブル・シュガーフリー(レッドブル・ジャパン)
  • レッドブル パープルエディション(レッドブル・ジャパン)
  • レッドブル イエローエディション(レッドブル・ジャパン)
  • RAIZIN(ライジン)(大正製薬)
  • タフマンリフレッシュ(ヤクルト本社)
  • がぶ飲み フリーダムエナジー(ポッカサッポロ)
  • キリンメッツアルギニンV パワフルエナジー(キリン)
  • ライフガード(チェリオ)
  • ブラックアウトDDT(ドン・キホーテ)
  • matsukiyoEXSTRONG エナジードリンク(マツモトキヨシ)
  • みなさまのお墨付き エナジードリンク(西友)
  • エナジーハンター(イオン)
  • チルアウト リラクリゼーションドリンク(エンディアン)
  • Chilling(チリン)(サントリー)


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年4月3日(水)~4月5日(金)
調査対象者:当社インターネットモニター木 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,019サンプル
サンプル構成(%)






参照コンテンツ


おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツプレミアム会員サービス戦略ケースの教科書Online


お知らせ

2024.12.19

JMR生活総合研究所 年末年始の営業のお知らせ

新着記事

2024.12.20

消費者調査データ No.418 サブスクリプションサービス 広く利用される「プライムビデオ」、音楽サブスクには固定ファンも

2024.12.19

24年10月の「商業動態統計調査」は7ヶ月連続のプラス

2024.12.19

24年10月の「広告売上高」は、6ヶ月連続のプラス

2024.12.19

24年10月の「旅行業者取扱高」は19年比で83%に

2024.12.18

提言論文 「価値スタイル」で選ばれるブランド・チャネル・メディア

2024.12.18

24年11月の「景気の先行き判断」は3ヶ月連続の50ポイント割れに

2024.12.18

24年11月の「景気の現状判断」は9ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.12.17

24年10月の「現金給与総額」は34ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.12.16

企業活動分析 SGHDの24年3月期はロジスティクス事業不振で2期連続の減収減益

2024.12.16

企業活動分析 ヤマトHDの24年3月期はコスト削減追いつかず3期連続減益

2024.12.13

成長市場を探せ コロナ禍の壊滅的状況からV字回復、売上過去最高のテーマパーク(2024年)

2024.12.12

24年10月の「家計収入」は再びプラスに

2024.12.12

24年10月の「消費支出」は6ヶ月連続のマイナスに

2024.12.11

提言論文 価値スタイルによる生活の再編と収斂

2024.12.10

24年10月は「有効求人倍率」は改善、「完全失業率」は悪化

2024.12.09

企業活動分析 江崎グリコ株式会社 23年12月期は国内外での売上増などで増収増益達成

2024.12.09

企業活動分析 日清食品ホールディングス株式会社 24年3月期は価格改定浸透で増収、過去最高益達成

 

2024.12.06

消費者調査 2024年 印象に残ったもの 「大谷選手」「50-50」、選挙も五輪も超えてホームラン!

2024.12.05

24年11月の「乗用車販売台数」は3ヶ月ぶりのマイナス

週間アクセスランキング

1位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

2位 2024.04.05

消費者調査データ ノンアルコール飲料(2024年4月版) 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」

3位 2024.12.04

提言論文 本格消費回復への転換-価値集団の影響力拡大

4位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area