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(2010.03)
消費者調査 No90.ビール(2010年3月版)
揺るがない上位老舗ビールブランド
上位を切り崩すのはプレミアムビールか
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 ビール系の飲料として「ビール」「発泡酒」に「新ジャンル」が加わったのが2004年のことである。この3分類の中で各社競争を繰り広げる中、ビールのシェアは年々低下しするという苦しい状況となっています。
 そこで、今回は当社が任意に選んだビール31ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」は、「アサヒスーパードライ」「キリンラガービール」「キリン一番搾り生ビール」がトップ3にランクインしており、2008年の調査と同様の結果となっている(No.73 ビール系飲料(2008年版))。
 しかし、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」は、トップから9位までが10ポイント差にひしめく激戦となったが、いわゆるプレミアムビールの代表格であるサントリー の「ザ・プレミアム・モルツ」がトップとなった。プレミアムビールと呼ばれるジャンルでは、4位に「ヱビスビール」、5位に「シルクヱビス」、6位に「ヱビス<ザ・ホップ>」とヱビスが3製品ランクインし、プレミアムビールの再購入意向の高さが際立った。

 近年、ビール市場は、発泡酒や第三のビールにおされ続けるなか、大手各社は新製品投入による市場拡大よりも、既存ブランドの価値を高め、市場規模の維持に主眼を置いているようにみえる。また、2009年のビールの出荷量は前年比6.7%減と、統計を取り始めた1992年以降の最低水準を5年連続で更新するなど、市場の縮小に歯止めはかかっていない。
 そのなかで伸びているのがプレミアムビールである。特に2006年以降は販売数量を大きく伸ばしており、2008年にはビール市場内でのシェアが10%を超えた(課税出荷数量ベース)。
 サントリー の「ザ・プレミアム・モルツ」は、CMに「矢沢永吉」「竹内結子」を起用し、「矢沢永吉」は2005年度から同CMに出演しているため、「ザ・プレミアム・モルツ」のCMの人とおなじみになっている。CMでは「ザ・プレミアム・モルツ」の高級感を演出することで、近年伸びてきている第三のビールとの差別化に成功している事例の一つといえる。

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【提示31ブランド】
  • キリンラガービール
  • キリン クラシックラガー
  • キリン 一番搾り生ビール
  • キリン 一番搾り スタウト
  • ハートランドビール
  • キリン ブラウマイスター
  • ハイネケン
  • ハイネケン ダークラガー
  • ドラフトギネス
  • エクストラスタウト
  • アサヒスーパードライ
  • アサヒ プレミアム生ビール 熟撰
  • アサヒ ザ・マスター
  • アサヒ黒生
  • アサヒ スタウト
  • レーベンブロイ
  • バス ペールエール
  • ヒューガルデン ホワイト
  • ステラ・アルトワ
  • レフ
  • サントリー モルツ
  • サントリー ザ・プレミアム・モルツ
  • カールスバーグ
  • アサヒ オリオンドラフト
  • サッポロ生ビール黒ラベル
  • ヱビスビール
  • ヱビス<ザ・ブラック>
  • ヱビス<ザ・ホップ>
  • シルクヱビス
  • サッポロラガービール
  • バドワイザー

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2010年2月24日~2月26日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,038サンプル
サンプル構成(%)

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週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

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