消費者調査 No.173 シャンプー(2013年6月版) | ||
TSUBAKI、パンテーンの2強の間に割って入るのは? | ||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
最新版(2013年9月)「満足度の高さが目立つスカルプケアシャンプー」はこちらから |
シャンプー市場は、ノンシリコンやスカルプケアなどを訴求した中~高価格帯の商品が登場し、堅調な動きをみせています。 今回は、当社が任意に選んだシャンプー27ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでは、前回(2011年10月版)と同様、複数の項目で資生堂の「TSUBAKI」とP&Gの「パンテーン」が首位を争う結果となった。 「TSUBAKI」は、広告接触では「パンテーン」に5ポイント差の首位となったが、店頭接触、3ヶ月内購入、今後の購入意向などでは、両者の差は1ポイント以内で、まさにデッドヒートの様相である。 「TSUBAKI」「パンテーン」に続くのは、「メリット(花王)」「ラックス スーパーリッチシャイン(ユニリーバ)」「アジエンス(花王)」などで、とくに「メリット」は認知と購入経験で首位となり、ロングセラーらしい強さをみせた。 また、ユーザーの満足度の指標となる購入者ベースの今後の購入意向で、首位はこれらのベストセラーブランドを抑えてノンシリコンシャンプーの「レヴール(ジャパンゲートウェイ)」、2位はスカルプケアの「サクセス(花王)」と、今注目されているカテゴリーの商品が入っている。 シャンプー市場では、ファミリーユースからパーソナルユースへのシフトが進んでおり、それに伴って個別のニーズに合わせたさまざまな特長や機能を訴求した商品が次々に店頭に登場している。ノンシリコンやスカルプケアなどもそのトレンド上にあると理解できるが、新しい切り口として、オイルシャンプー、地肌クレンジング、アンチエイジング、オーガニックなどが「次のトレンド」を担うものとして期待されている。めまぐるしく変化するシャンプー市場の今後が注目される。
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