消費者調査 No.174 入浴剤(2013年6月版) | ||
キーワードは抗ロコモ? 炭酸タイプ入浴剤の高い満足度 | ||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
入浴剤市場は、スキンケアやシャワー用などさまざまなサブカテゴリーがありますが、市場全体をみると、そのうちの炭酸タイプの拡大が牽引車となって、ゆるやかな成長を続けています。 今回は、当社が任意に選んだ入浴剤21ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「買ったことがある(購入経験率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでは、前回(2009年版)に引き続き「バブ(花王)」が複数の項目で首位、それを「バスクリン(バスクリン)」が追うという展開となった。 「バブ」と「バスクリン」では、広告、店頭接触や購入経験などでは「バブ」がリードはしているものの、その差は小さい。しかし、今後の購入意向では「バブ」は「バスクリン」に6.3ポイントの差をつけており、「バブ」が今後も首位を守ることが予想される。 また、ユーザーの満足度の指標である、購入経験者ベースの今後の購入意向では、「バブメディケイティッド(花王)」「きき湯(バスクリン)」「バブ」の順で、上位3位はすべて炭酸タイプで占められており、炭酸タイプの人気の高さを裏付ける結果となった。 入浴剤は、従来のリラクリゼーションや保湿などからさらに機能を拡げており、最近ではロコモティブシンドローム(運動器症候群)予防(抗ロコモ)のサポート商品としても注目されている。そのなかでも血行促進効果の高い炭酸タイプは、切り札と目されており、健康志向を追い風に、新しい効能を獲得したことで、どこまで市場が活性化していくかが注目される。
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