2015年上期のハミガキ市場は、前年同期比11.4%増と大きく成長しています。
今回は、当社が任意に選んだハミガキの23ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買って使ったことがある(購入経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事(を見たことがある)」「店頭(で見たことがある)」での接触状況(3ヶ月内店頭接触)、「3ヶ月以内に買って使った」(3ヶ月以内購入)、さらに「今後(も)買いたいと思う」(今後購入意向)と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。今回の調査では、花王の「クリアクリーン」が7項目中、再購入意向を除く6項目で首位、ライオンの「クリニカ」が同じく6項目で2位、サンスターの「ガム」は広告接触を除く6項目で3位、広告接触で4位となり、大手メーカーの主力商品が順当に上位を固めた。上位製品の特徴をみると、「クリアクリーン」は、口腔内の汚れを落とすこと、「クリニカ」は、フッ素による虫歯予防。「ガム」は歯周病予防などがうたわれており、汎用性のある効果がメインといえるだろう。
一方、再購入意向をみると、上位には、特定の機能に特化した製品が目立つ。首位は知覚過敏に特化した「シュミテクト(グラクソスミスクライン)」、2位は歯槽膿漏の予防をうたう「デントヘルス薬用ハミガキ(ライオン)」で、3位の「ガム」、4位の「システマ(ライオン)」は歯周病予防のハミガキである。機能特化型、とくに歯周病関連に対応するハミガキに固定ユーザーがついていることがわかる。
ハミガキ市場では、250円未満の普及帯が減少、逆に500円以上の高価格帯が増加している。高齢化や健康志向の高まりを背景に、高機能・高付加価値製品へのシフトが進んでいるためで、とくに拡大著しいカテゴリーが「知覚過敏」と「歯周病予防」であり、今後とも高齢化の進行により、さらに拡大が見込まれるジャンルである。成長市場でリーディングブランドとなるのはどのブランドか。今後が注目される。
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【提示23ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:調査期間:2016年3月22日~24日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:986サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:調査期間:2016年3月22日~24日