半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2007.7)
マスカラ(2007年版)
 ロレアルのメガブランドに挑む、イミュのファイバーウィッグ
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 メイクアップ市場が低迷するなかで、目元にポイントをおいたメイクが定着しつつあり、マスカラ市場は拡大傾向にあります。
 今回は、マスカラ28ブランドについて、当社のインターネットモニターに行った調査結果を、ランキング形式でお届けします。

 「メイベリン」が、「知っている」「使ったことがある」「現在使っている」「今後(も)使いたい」の4ランキングでトップとなった。トップ「メイベリン」のあとを追うのは、「使ったことがある」「現在使っている」「今後(も)使いたい」の三つのランキングで2位となった「ランコム」である。「メイベリン」「ランコム」共に日本ロレアルが展開するブランドである。日本ロレアルは、1,000円台の低価格ブランド「メイベリン」と、3,000円以上する高価格ブランド「ランコム」を展開することで、消費の二極化にうまく対応してきた。

 この2ブランドに続く注目ブランドをみてみよう。「使ったことがある人ベースの使用意向」ランキングでトップとなった「デジャヴュ ファイバーウィッグ」である。「ファイバーウィッグ」を使ったことのある6割近くが、今後も使いたいと回答した。「ファイバーウィッグ」は、「知っている」人が19.5%と比較的少ないにもかかわらず、「使ったことがある」で6位、「現在使っている」で3位、「今後(も)使いたい」で3位にランクインした。2002年のランキングと比較すると、「使ったことがある人ベースの使用意向」で40.7%7位から、58.3%1位へと大幅に躍進した。「ファイバーウィッグ」は、セルフチャネルを中心に発売されており、税抜価格1,500円と低価格帯に属する。大々的な宣伝をせずに着々と評判を伸ばしてきたブランドである。

 連結売上高で1兆9,620億円(2005年)の、世界最大の化粧品メーカー、ロレアルグループの2大ブランド、「メイベリン」「ランコム」を、グループ売上400億円余(2005年)のイミュの「ファイバーウィッグ」が、ユーザーの高い満足度を武器にどう攻めていくかが注目される。



【提示28ブランド】
  • インテグレート(資生堂)
  • クレ・ド・ポー ボーテ(資生堂)
  • 化粧惑星(資生堂)
  • ザ・メーキャップ(資生堂)
  • セルフィット(資生堂)
  • ピエヌ(資生堂)
  • フフ(ff)(資生堂)
  • マキアージュ(資生堂)
  • マジョリカマジョルカ(資生堂)
  • ケイト(カネボウ)
  • テスティモ(カネボウ)
  • オーブ(花王)
  • ヴィセ(VISEE)(コーセー)
  • ファシオ(コーセー)
  • マックスファクター
  • ヘレナルビンスタン
  • メイベリン
  • ランコム
  • シャネル
  • ディオール
  • エスティローダー
  • クリニーク
  • クラランス
  • DHC
  • オルビス
  • オペラ(イミュ)
  • ブルジョワ
  • デジャヴュ ファイバーウィッグ
    (イミュ)

サンプル構成(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2007年6月6日~9日
調査対象者:当社インターネットモニター
        20~49歳
        全国 女性個人
有効回収サンプル数:318サンプル

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。






新着記事

2024.11.20

24年9月の「旅行業者取扱高」は19年比で75%に

2024.11.19

24年10月の「景気の先行き判断」は2ヶ月連続の50ポイント割れに

2024.11.19

24年10月の「景気の現状判断」は8ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.11.18

企業活動分析 アルファベット(グーグル)の23年12月期は、グーグルサービスがけん引し売上過去最高を更新

2024.11.18

企業活動分析 アマゾンの23年12月期はAWSがけん引し営業利益前年比3倍へ

2024.11.15

24年9月の「現金給与総額」は33ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.11.14

24年9月の「消費支出」は5ヶ月連続のマイナスに

2024.11.14

24年9月の「家計収入」は5ヶ月ぶりのマイナス

2024.11.13

24年9月は「完全失業率」、「有効求人倍率」とも改善

2024.11.12

企業活動分析 ローソンの23年2月期は、「地域密着×個客・個店主義」徹底し増収増益

2024.11.12

企業活動分析 セブン&アイHDの24年2月期は海外事業の影響で減収も過去最高益を更新

2024.11.11

24年10月の「乗用車販売台数」は2ヶ月連続のプラス

2024.11.08

消費者調査データ No.416 レトルトカレー(2024年11月版) 首位「咖喱屋カレー」、3ヶ月内購入はダブルスコア

2024.11.07

企業活動分析 楽天グループの23年12月期は27期連続増収も、モバイルへの投資で4期連続の赤字

2024.11.07

24年9月の「新設住宅着工戸数」は5ヶ月連続のマイナス

2024.11.06

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場  背景にある簡便化志向や節約志向

2024.11.05

企業活動分析 ファンケルの24年3月期算は国内売上がけん引し、3期ぶりの増収増益へ

2024.11.05

企業活動分析 コーセーの23年12月期は、国内好調も中国事業低迷で増収減益に

2024.11.01

成長市場を探せ コロナ禍の落ち込みから再成長する惣菜食市場(2024年)

2024.10.31

月例消費レポート 2024年10月号 消費は緩やかな改善が続いている-政治が消費回復のリスクに

2024.10.31

消費からみた景気指標 24年8月は6項目が改善

週間アクセスランキング

1位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

2位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

3位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

4位 2024.02.02

成長市場を探せ コロナ禍乗り越え再び拡大するチョコレート市場(2024年)

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area