半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2010.02)
消費者調査 衣料用洗剤(2010年2月版)
環環境配慮型の液体新製品 
ロングセラーを抑えて満足度上位に
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス)
 衣料用洗剤の市場は、ここ数年横ばいの続く成熟市場だが、トップシェアを誇る花王が2009年度に発売した「アタック Neo」が日経MJ最優秀賞を受賞するなど、新たなヒット商品も誕生し、注目を集めている。
 今回は当社が任意に選んだ衣料用洗剤24ブランドについて、「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」、購入者の満足度合を示す「購入経験者の今後の購入意向(再購入意向)」などについてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、「知っている(認知率)」、「買ったことのある(購入経験率)」のトップ3は、花王の「アタック」、ライオンの「トップ」、花王の「ハミング」の順となり、ロングセラーブランドが独占し、新製品では「アタック Neo」のそれぞれ9位(認知率)、11位(購入経験率)が最高で、他商品はトップ10圏外にとどまった。
 しかし、ユーザーの満足度を示す再購入意向の上位には、ライオンの「トップナノックス」、花王の「アタック Neo」、P&Gの「さらさ」などベスト5のうち1、3、4位を液体タイプの新製品が占めた。
 「アタック Neo」は、技術革新により「超濃縮・小型化」を実現した。そのため、「すすぎ1回お洗濯」をキャッチコピーに、洗濯時間の短縮、節水・節電効果を訴求している。
 また、「トップナノックス」も小型化による原材料や運送面からの省エネ化を、「さらさ」が「蛍光剤・漂白剤・着色料の無添加」を訴求し、経済性とともに環境対応に優れた製品であることを訴求している。
 これらの製品は、今回の調査結果からみる限り、消費者の評価も上々といえるだろう。

 衣料用洗剤は、粉末タイプから液体タイプへのシフトが著しく、2004年には1割程度だった液体タイプのシェアは、今年2010年には5割を超えるという予測もある。各社とも主戦場と定めた液体市場に付加価値を訴求した新製品を送り出しており、ブランド間競争の行方へが注目される。

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。








【提示24ブランド】
  • P&G アリエール イオンパワージェル
  • P&G ボールド 香り長続きジェル
  • P&G さらさ
  • P&G ダウニー
  • P&G レノア
  • サラヤ ヤシノミ洗剤
  • ニッサン石鹸 ファーファ
  • ライオン 香りがつづくトップ
  • ライオン ケアベール
  • ライオン ソフラン
  • ライオン トップ
  • ライオン トップナノックス
  • ライオン 部屋干しトップ
  • ライオン 消臭ブルーダイヤ
  • ロジスティークジャポン エコベール
  • 花王 アタック
  • 花王 アタック ネオ
  • 花王 アタック バイオジェル
  • 花王 スタイルフィット
  • 花王 ハミング
  • 花王 ハミング フレア
  • 花王 ふんわりニュービーズ
  • イオントップバリュ 衣料用洗剤
  • セブンプレミアム 衣料用洗剤

【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2010年2月9日~2月12日
調査対象者:当社インターネットモニター 15歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,045サンプル
サンプル構成(%)

お知らせ

2024.12.19

JMR生活総合研究所 年末年始の営業のお知らせ

新着記事

2024.12.20

消費者調査データ No.418 サブスクリプションサービス 広く利用される「プライムビデオ」、音楽サブスクには固定ファンも

2024.12.19

24年10月の「商業動態統計調査」は7ヶ月連続のプラス

2024.12.19

24年10月の「広告売上高」は、6ヶ月連続のプラス

2024.12.19

24年10月の「旅行業者取扱高」は19年比で83%に

2024.12.18

提言論文 「価値スタイル」で選ばれるブランド・チャネル・メディア

2024.12.18

24年11月の「景気の先行き判断」は3ヶ月連続の50ポイント割れに

2024.12.18

24年11月の「景気の現状判断」は9ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.12.17

24年10月の「現金給与総額」は34ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.12.16

企業活動分析 SGHDの24年3月期はロジスティクス事業不振で2期連続の減収減益

2024.12.16

企業活動分析 ヤマトHDの24年3月期はコスト削減追いつかず3期連続減益

2024.12.13

成長市場を探せ コロナ禍の壊滅的状況からV字回復、売上過去最高のテーマパーク(2024年)

2024.12.12

24年10月の「家計収入」は再びプラスに

2024.12.12

24年10月の「消費支出」は6ヶ月連続のマイナスに

2024.12.11

提言論文 価値スタイルによる生活の再編と収斂

2024.12.10

24年10月は「有効求人倍率」は改善、「完全失業率」は悪化

2024.12.09

企業活動分析 江崎グリコ株式会社 23年12月期は国内外での売上増などで増収増益達成

2024.12.09

企業活動分析 日清食品ホールディングス株式会社 24年3月期は価格改定浸透で増収、過去最高益達成

 

2024.12.06

消費者調査 2024年 印象に残ったもの 「大谷選手」「50-50」、選挙も五輪も超えてホームラン!

2024.12.05

24年11月の「乗用車販売台数」は3ヶ月ぶりのマイナス

週間アクセスランキング

1位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

2位 2024.04.05

消費者調査データ ノンアルコール飲料(2024年4月版) 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」

3位 2024.12.04

提言論文 本格消費回復への転換-価値集団の影響力拡大

4位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area