消費者調査 No.184 コンビニエンスストア(2013年10月版) | ||
セブン-イレブン独走続く | ||
詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(ZIP形式・会員サービス) |
国内のコンビニエンスストア(以下CVS)の店舗数は、かつて上限と言われていた5万店を2012年10月末に突破しましたが、業界最大手の「セブン-イレブン」を筆頭に大手3チェーンはなお大量出店を続けています(参考:戦略ケース 「出店飽和説を超えて拡大続けるセブン-イレブン」)。 今回は、当社が任意に選んだCVS16チェーンについて、「知っている(認知率)」自宅や会社・学校の近くにある(近隣立地)」「利用したことがある(利用経験)」「今後(も)利用したい(利用意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでは、前回(2007年版)と同様、全ての項目で「セブン-イレブン」が首位を獲得、業界2位と3位の「ローソン」と「ファミリーマート」が、それぞれ全項目2位と3位となった。4位以下には、「サークルKサンクス」「ミニストップ」などがあがってきているが、上位3チェーンとの差は大きい。特に、3ヶ月内利用や今後の利用意向などではダブルスコアとなっており、上位集中が進んでいることがわかる。 CVSは、オーバーストアによる同業他チェーンや、ドラッグストアなど他業態との厳しい競争にさらされており、上位チェーンでも既存店ベースでは前年割れもみられる。 各チェーンは、他チェーンとの差別化や顧客の囲い込みのフックとして、おにぎり、パン、弁当に加えて、カップ麺やデザート、アイスクリーム、ビールなどの分野でPBや、メーカーとの協業による自社限定商品などに注力してきたが、最近ではセルフ式のドリップコーヒーがヒット商材として注目を集めている(参考:戦略ケース 「コンビニコーヒーはCVS競争の新ステージの幕開け」)。 多様な商品、サービスを武器に、CVSの競争は、ますますヒートアップしていくと思われる。
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