半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net


消費者調査データ No.286
コーヒーチェーン(2019年1月版)
王者スターバックス、追うドトール



本コンテンツのグラフ、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
ご利用には有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください。

 2017年度(2017年4月~2018年3月)のカフェ業界の売上は、前年度比4.6%増と拡大傾向が続いている(帝国データバンク)。

 今回は、当社が任意に選んだ24のコーヒーチェーンについて、「知っている(認知率)」「自宅や会社・学校の近くにある(近隣立地)」「利用したことがある(利用経験)」「今後(も)利用したい(利用意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査でも、前回(2018年3月版)同様、「ドトールコーヒー(以下ドトール)」と「スターバックスコーヒー(以下スターバックス)」が首位を競り合う形となった。「スターバックス」は、6項目中再利用意向を除く5項目でが首位を獲得。一方の「ドトール」は、5項目で「スターバックス」次ぐ2位となったものの、再利用意向では3.8ポイントの小差ながら「スターバックス」を抑えて首位を獲得した。3位グループは、「コメダ珈琲店」と「タリーズコーヒー(以下タリーズ)」「サンマルクカフェ」だが、利用経験、3ヶ月内利用意向や今後の利用意向などでは2位との差が大きい。

 ユーザーのロイヤリティの指標である再利用意向についてみると、上位3位は「ドトール」「スターバックス」「タリーズ」の大手チェーン、次いで「コメダ珈琲店」「星乃珈琲店」「椿屋珈琲店」とフルサービス型のコーヒーチェーンが並ぶ。サードウェーブコーヒーの旗手として注目されていた「ブルーボトルコーヒー」は、前回(2018年3月版)より13.6ポイント再利用意向を落とし、順位も首位から7位に後退した。フルサービス型のコーヒーチェーンが手堅くファンを掴んでいるのと対照的に、サードウェーブコーヒーの波は退潮傾向だ。

 コーヒーチェーンは成長市場ではあるものの、業界トップの「スターバックス」が1,392店(国内 2018年9月末現在)、「ドトール」が1,114店(2018年12月末国内)と業界内での競争に加え、低価格で手軽なコンビニのカウンターコーヒー(淹れたてコーヒー)との脅威にもにさらされている。成長をけん引する新たな業態や次のトレンドがどこから生まれてくるかが注目される。


当社人気コンテンツ「戦略ケース 勝者なきセルフ式コーヒーチェーン店の競争」の続編、「戦略ケース コーヒーチェーン競争の行方 進む異業種とのボーダレス化」を公開中!2018年現在、異業種との競争へとシフトするコーヒーチェーン業界の競争の行方を占います。

本コンテンツのグラフ、詳細データは有料会員サービスでのご提供となります。
【グラフ・詳細データのご利用はこちら】(有料会員向け)

※会員のご登録はこちらをご覧ください。






【提示24ブランド】
  • ブルーボトルコーヒー
  • ドトールコーヒー
  • スターバックスコーヒー
  • タリーズコーヒー
  • セガフレード・ザネッティ
  • エクセルシオール・カフェ
  • サンマルクカフェ
  • プロント
  • ベックスコーヒーショップ
  • シアトルズベストコーヒー
  • カフェ・ド・クリエ
  • カフェ・ベローチェ
  • カフェミラノ
  • カフェ・コロラド
  • コナズコーヒー
  • ホリーズカフェ
  • 珈琲館
  • UCC 上島珈琲店
  • 喫茶室ルノアール
  • コメダ珈琲店
  • ミヤマ珈琲
  • 星乃珈琲店
  • 椿屋珈琲店
  • 元町珈琲


【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年12月18日~21日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,008サンプル
サンプル構成(%)



参照コンテンツ


おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツプレミアム会員サービス戦略ケースの教科書Online


新着記事

2024.11.20

24年9月の「旅行業者取扱高」は19年比で75%に

2024.11.19

24年10月の「景気の先行き判断」は2ヶ月連続の50ポイント割れに

2024.11.19

24年10月の「景気の現状判断」は8ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.11.18

企業活動分析 アルファベット(グーグル)の23年12月期は、グーグルサービスがけん引し売上過去最高を更新

2024.11.18

企業活動分析 アマゾンの23年12月期はAWSがけん引し営業利益前年比3倍へ

2024.11.15

24年9月の「現金給与総額」は33ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.11.14

24年9月の「消費支出」は5ヶ月連続のマイナスに

2024.11.14

24年9月の「家計収入」は5ヶ月ぶりのマイナス

2024.11.13

24年9月は「完全失業率」、「有効求人倍率」とも改善

2024.11.12

企業活動分析 ローソンの23年2月期は、「地域密着×個客・個店主義」徹底し増収増益

2024.11.12

企業活動分析 セブン&アイHDの24年2月期は海外事業の影響で減収も過去最高益を更新

2024.11.11

24年10月の「乗用車販売台数」は2ヶ月連続のプラス

2024.11.08

消費者調査データ No.416 レトルトカレー(2024年11月版) 首位「咖喱屋カレー」、3ヶ月内購入はダブルスコア

2024.11.07

企業活動分析 楽天グループの23年12月期は27期連続増収も、モバイルへの投資で4期連続の赤字

2024.11.07

24年9月の「新設住宅着工戸数」は5ヶ月連続のマイナス

2024.11.06

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場  背景にある簡便化志向や節約志向

2024.11.05

企業活動分析 ファンケルの24年3月期算は国内売上がけん引し、3期ぶりの増収増益へ

2024.11.05

企業活動分析 コーセーの23年12月期は、国内好調も中国事業低迷で増収減益に

2024.11.01

成長市場を探せ コロナ禍の落ち込みから再成長する惣菜食市場(2024年)

2024.10.31

月例消費レポート 2024年10月号 消費は緩やかな改善が続いている-政治が消費回復のリスクに

2024.10.31

消費からみた景気指標 24年8月は6項目が改善

週間アクセスランキング

1位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

2位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

3位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

4位 2024.02.02

成長市場を探せ コロナ禍乗り越え再び拡大するチョコレート市場(2024年)

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area