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公開日:2021年04月19日

消費者調査データ No.339
デリバリーサービス(2021年4月版)
「出前館」「Uber Eats」、コロナ下で認知拡大



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 フードデリバリーの市場規模は2018年時点で約4,000億円(消費者庁「フードデリバリーサービスの動向整理」)とみられていたが、2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などで市場も大幅に拡大している。

 今回は、当社が任意に選んだフードデリバリー27サービスについて、「知っている(認知率)」「自宅が配達エリアにある(利用可能)」「利用したことがある(利用経験)」「昨年に比べ利用が増えた(利用増加)」「最近3ヶ月以内に利用した(3ヶ月以内利用)」「今後(も)利用したい(利用意向)」と「利用経験者における今後の利用意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査では、前回(2020年4月版)と比較して、「出前館」「Uber Eats」が順位を上げた。「出前館」は認知が前回の47.9%の5位から72.9%の1位へ大きく伸びたのをはじめ、利用可能も21.4%の5位から31.7%の2位に上昇。3ヶ月以内利用は4.9%の4位から7.6%の1位に、微増ながら順位を上げ、今後の利用意向も8.9%から12.1%に。また、昨年と比べての利用増加では、6.1%で首位を獲得した。「Uber Eats」は、認知が前回(2020年4月版)の41.7%の7位から、今回70.9%の2位へ、利用可能も12.5%の10位から28.2%の4位へ大幅に伸びた。3ヶ月内利用は2.6%の7位から3.7%の4位へ、今後の利用意向は4.8%の8位から6.4%の7位へわずかに上昇した。

 長引くコロナ禍でフードデリバリーの需要は今後も高止まりするとみられるが、昨年以降「フードパンダ」「Chompy」「wolt」「フードネコ」「ディディフード」など多数が参入、競争が激化する一方で、「dデリバリー」は撤退を決めた。今回の調査では「出前館」も「Uber Eats」も認知率の上昇が著しいが、両者の再利用意向には、「出前館」69.7%の1位、「Uber Eats」53.2%の9位と大きな開きがある。この差が今後の利用につながっていくのか、それとも「Uber Eats」が巻き返すのか。成長する市場での過酷な競争の行方が注目される。


注目ランキング
  • 1年前と比較しての利用増加
    1. 出前館          6.1%
    2. 生協の個配        3.3%
    3. Uber Eats        3.2%
  • 再利用意向
    1. 出前館         69.7%
    2. 生協の個配       68.5%
    3. アイワイネット     65.8%

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クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示27チェーン

  • 出前館
  • Uber Eats
  • d デリバリー
  • 楽天デリバリー
  • ウォルト
  • マックデリバリー(日本マクドナルド)
  • モスバーガーのお届けサービス
  • お届けケンタッキー(ケンタッキーフライドチキン)
  • ドミノ・ピザ
  • ピザーラ
  • ナポリの窯
  • 銀の皿
  • 柿家鮨
  • 釜寅
  • 宅配御膳菱膳
  • ガスト、ジョナサン、バーミヤンなどすかいらーくグループの宅配
  • 上海エクスプレス
  • セブンミール(セブン- イレブン)
  • ワタミの宅食
  • オイシックス
  • ヨシケイ
  • らでぃっしゅぼーや
  • イオンネットスーパー
  • アイワイネット(イトーヨーカドー)
  • 楽天西友ネットスーパー
  • コープネットスーパー、パルシステムなどの生協の個配
  • Amazonフレッシュ


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2021年3月5日(金)~3月10日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,030サンプル
サンプル構成(%)






参照コンテンツ


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