コーヒーチェーン | ||
スターバックス vs. ドトールコーヒー、カフェ戦争を制するのは? |
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詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス) |
一時期ブームとなったカフェも定着の様相を見せていますが、コーヒー豆の輸入量は3年連続で増加、一人あたりの飲用量、とくにレギュラーコーヒーの飲用量は増加しています(社団法人全日本コーヒー協会)。 今回は、コーヒーチェーン15店について、当社のインターネットモニターに行った調査結果を、ランキング形式でお届けします。 今回の調査結果では、「ドトールコーヒー(以下ドトール)」「スターバックス」が利用状況や利用意向で他のチェーンを大きく引き離す結果となった。 まず、コーヒーチェーンの接触状況をみてみる。 「知っている(認知のある)コーヒーチェーン」では、スターバックス、「利用したことのある(利用経験)コーヒーチェーン」ではドトールがトップとなったが、2店の差はごく僅かなのに対して、ともに3位の「タリーズコーヒー(以下タリーズ)」には、認知率で20%近く、利用経験率にいたっては30%以上の差をつけて存在感を見せつけた。 次に、最近の利用状況をみてみよう。 「3ヶ月以内に利用したコーヒーチェーン」では、スターバックスがドトールに3%、5%の差をつけてトップとなったが、注目すべきは「最も利用しているコーヒーチェーン」である。トップは、スターバックスの34.7%、次いでドトールの29.7%、この上位2店の合計は64.4%にも達しており、3位以下を大きく引き離している。今回の調査対象者において、「最も利用しているコーヒーチェーン」はスターバックスとドトールの寡占状況といえる。 接触・利用状況ではスターバックスとドトールが接戦となったが、今後の利用意向や満足度では、どのような結果となっただろうか。 「今後(も)利用したいコーヒーチェーン」でも、スターバックスとドトールが他をリードするという構造がみられた。しかし、2店を比較すると、スターバックスの71.1%に対し、ドトールは62.7%で約8ポイントの差となった。 さらに、利用者の満足度を測るために「利用したことのある人ベースの今後の利用意向」でも、スターバックスが78.1%、ドトールが69.2%でスターバックスの優位は変わらない。3位以下ではタリーズが62.6%とドトールに迫っている。それに続く4位のセガフレード・ザネッティが59.8%、以下7位までが、利用者ベースの今後の利用意向が50%を超えており、このランクでは満足度の店間の差は小さい。 スターバックスは、日本での1号店舗オープンから11年、高級感を訴求した直営のカフェを中心とした国内の店舗数も700店に迫って(2007年5月20日現在の店舗数:692)いる。一方のドトールは、1980年に出店を開始し、値頃感のある価格設定を武器に全国に1,100店以上を展開(2006年3月末現在の店舗数:1,117)している。スターバックスが対前年売上高116.2%(2007年3月期決算)、ドトールが105.8%(2006年3月期決算)と伸びを示しているが、外食市場全体は縮小傾向にあり、さらに、今回のランキング6項目すべてで3位にランクインしたタリーズなども、積極的な店舗展開に乗り出している。ユーザーの支持を集めた両雄の競争は今後も厳しさを増すことが予想される。 | ||||
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コーヒーチェーンのランキング情報