消費者調査データ No.128 スマートフォン(2011年10月版) | ||
独走iPhone4を追撃するXperiaファミリー | ||
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2011年第2四半期(4~6月)の携帯電話市場は、東日本大震災の影響で出荷台数全体は減少。しかしスマートフォン市場は急速な拡大を続けており、期間内に出荷された携帯端末の45.5%と、半数近くに達している(IDC Japan調べ)。供給メーカー別では依然としてアップルがトップを走っているが、OS別ではAndoroidが57.4%と過半数を制し、アップルを大幅に上回る勢いで拡大を続けている。 今回は、当社が任意に選んだスマートフォン27ブランドについて、「知っている(認知率)」「広告をみたことがある(広告接触)」「店頭でみたことがある(店頭接触)」「現在使っている(現在利用率)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでも、2011年2月のランキングと同様、ソフトバンクの「iPhone 4(アップル)」が抜群の強さをみせた。 「iPhone 4」は、認知、広告接触、店頭接触、現在利用、今後の購入意向など、すべての項目で首位を獲得した。とくに、今後の購入意向での差が大きく、2010年6月の発売から1年以上が経過してもなお、商品としての新鮮さを保っているといえる(なお、この調査は、2011年10月5日の「iPhone 4S」発表前に実施されています)。 「iPhone 4」を追うのは、NTTドコモ、auから発売されている「Xperia(エクスペリア:ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、以下ソニー・エリクソン)」のシリーズである。「Xperia」シリーズの端末は、2011年8月27日にNTTドコモから発売された「Xperia ray(ソニー・エリクソン)」が、認知、広告接触で3位、今後の購入意向で2位。2011年7月9日に同じくNTTドコモから発売の「Xperia acro(ソニー・エリクソン)」が、店頭接触で3位、現在利用と今後の購入意向で2位に食い込んだ。また、au発売の「Xperia acro」は、現在利用では9位、認知では11位と浸透度はあまり高くないが、認知者ベースの購入意向では2位に食い込んでいる。 OSベースではAndoroid陣営に逆転されたアップルだが、「iPhone 4S」は、10月10日の受付開始から24時間で全世界で100万台の予約を獲得するなど、そのブランド力は強い。 スマートフォン市場で繰り広げられているiOS(iPhone) VS. Andoroidの競争は、単なる端末の仕様競争にとどまらず、ゲーム、アプリ、音楽など自陣営のビジネスへのユーザー囲い込みの側面も大きい。勝者がすべてを獲る厳しい競争環境で、アップルが「iPhone 4S」を起爆剤に再び巻き返すのか、オープンソースのAndoroid陣営が数を頼りにさらに拡大していくのか。拡大する市場の主導権争いはこれからが本番といえるだろう。 |
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【提示27ブランド】
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2011年9月27日~30日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
- 有効回収サンプル数:1,031サンプル
サンプル構成(%)
- 調査期間:2011年9月27日~30日
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