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(2004.01)
携帯電話
-欲しいと感じる機種はINFOBAR、FOMA900i
 
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
キャリア各社の累計契約者数
 携帯電話の契約数は8,000万にせまり(2003年12月末現在 社団法人電気通信事業者協会)、契約数全体としての伸びは低下傾向にあります。しかし、2003年後半より、メガピクセル対応の高性能カメラ付き、テレビチューナーやGPSなど新機能搭載、デザインが斬新なものや液晶が回転・スライドする新スタイルなど、バラエティ豊かな機種が発売されました。また、今年は携帯電話シェア約6割のNTTドコモがFOMAの本格的な普及に向けて動き出すため、携帯電話への関心は高まるでしょう。
 今回は、2003年後半に発売された携帯電話の人気機種を中心に、25機種・シリーズについて、当社のインターネットモニターに行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 今回のランキングでは、ドコモの505iSシリーズが「知っている機種・シリーズ」「欲しいと感じる機種・シリーズ」で1位となっておりNTTドコモ優勢だが、「知っている人ベースの欲しいと感じる機種・シリーズ」ではauのINFOBARが1位であった。
 「知っている機種・シリーズ」では、1位がドコモ505iSシリーズ、2位以降がドコモ505i、FOMA900iやテレビ電話機能付きのFOMA2102Vとなっており、ドコモが上位を占めた。505iは「持っている機種・シリーズ」でも2位であり、2003年春の発売から順調に浸透していると考えられる。
 また、「欲しいと感じる機種・シリーズ」では、ドコモ505iSが22.5%で1位、次いでFOMA900iが16.1%となっており、ドコモ機種の人気が高い。未発売(1月下旬から発売予定)のFOMA900iが「知っている」「欲しいと感じる」ともに上位になっていることから、FOMA普及の起爆剤として、この新シリーズに対する消費者の期待感が高まっていると推測できる。
 一方、「知っている人ベースの欲しいと感じる機種・シリーズ」では、斬新なデザインで話題となったINFOBAR(au 2003年11月発売)がFOMA900i、505iSを抜いてトップ、高性能カメラ付のV601SH(vodafone 2003年12月発売)が4位であった。

 携帯の機能はますます幅広く高性能になっているが、その機能の多様性に比べると外見は画一的な機種が多いといえる。携帯電話の開発競争に"少し飽きていた"消費者にとって、デザインがユニークなINFOBARは目新しさを感じるのだろう。昨年1年間の契約数の純増では、auがドコモを追い越した。今後は、次世代携帯の普及をめぐる各社の展開に注目したい。

サンプル構成(%)
男女別年代比率(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2004年1月16日~17日
調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:664サンプル

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