
動画、電子書籍、音楽、洋服、生花など、様々な分野で広がるサブスクリプションサービス(サブスク)。その中でも市場規模が大きいとされる動画サブスクの市場規模は、民間の調査機関によると2025年で6,000億円余、対前年では2桁増。サブスク市場全体では、1兆円を突破したとみられている。
今回は、当社が任意に選んだ音楽や動画のサブスクサービス24ブランドについて、「知っている(認知率)」、最近3ヶ月以内に「広告を見たことがある(広告接触)」、「利用したことがある(経験率)」、「3ヶ月以内に利用した(3ヶ月以内利用)」、さらに「今後(も)利用したい(今後意向)」と「利用経験者における今後の利用意向(再利用意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
調査結果を見ると、前回(2024年12月版)と同じく、動画配信サービス「Amazonプライム・ビデオ」が強さをみせた。「Amazonプライム・ビデオ」は、再利用意向以外の5項目で首位を獲得、再購入意向でも2位とはいえ、再利用意向率は8割を超えている。同サービスは、Amazonの「プライム」サービスに付随し、「プライム」に加入することで、「プライム・ビデオ」以外に音楽配信サービス「Prime Music」や、電子書籍配信サービスなどが含まれる。音楽配信や電子書籍配信には、別料金での上位サービスがあるとはいえ、ワンストップで手軽に幅広いサブスクサービスを利用できるのが特徴だ。
2位は「Netflix」で、再利用意向以外の5項目で2位。再利用意向率は8割に迫っている。3位は「U-NEXT」だが、広告接触や利用経験では、上位2サービスに10ポイント以上の差をつけられている。4位以下には、動画配信サービスの「Hulu」、「Disney+」、音楽配信の「Spotify」がランクイン、上位には動画配信サービスが目立つ結果となった。
再利用意向をみると、首位は音楽配信世界最大手の「Spotify」だ。前述のように2位は「プライム・ビデオ」だ。認知や利用経験では動画配信サービスが上位に目立ったが、再利用意向の上位には、4位に「YouTube Music」、5位に「Apple Music」と、音楽配信サービスが食い込んでいる。
サブスクサービスの拡大の契機はコロナ禍だったが、巣ごもり需要後も着実に成長している。中心となっているのは若い世代だ。興味あるコンテンツを手軽なイニシャルコストで利用できることや、動画や音楽コンテンツに対して、所有に重きをおかない価値観などがサブスク利用拡大の背景にあるとみられている。調査結果でも、利用者の中心は若年層で、20~30代は利用経験者が8割内外いるのに対し、50代以上は半数程度だ。利用意向も若年層ほど高く、サブスク市場は今後も成長が期待できるだろう。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月内利用
- Amazonプライム・ビデオ 35.1%
- Netflix 20.5%
- Spotify 11.1%
- 再利用意向
- Spotify 80.8%
- Amazonプライム・ビデオ 80.6%
- Netflix 79.8%
- YouTube Music 71.3%
- 3ヶ月内利用
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
調査概要
提示24ブランド
- U-NEXT
- Netflix
- DMM TV
- Amazonプライム・ビデオ
- Hulu
- Disney+ (ディズニープラス)
- Lemino
- dアニメストア
- ABEMAプレミアム
- FODプレミアム
- TELASA
- DAZN
- TSUTAYA DISCAS
- NHKオンデマンド
- Spotify
- Apple Music
- YouTube Music
- LINE MUSIC
- Amazon Music Unlimited
- 楽天ミュージック
- AWA
- dヒッツ
- TOWER RECORDS MUSIC
- Deezer
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2026年2月10日~2月12日
調査対象者:インターネットモニター 20歳~69歳 全国の男女個人
有効回収サンプル数:2,035サンプル
サンプル構成(%)


参照コンテンツ
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