半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2006.12)
携帯用デジタル音楽プレーヤー
 iPod の独り勝ち。ソニー他の追随を許さず!
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 今や携帯用デジタル音楽プレーヤーの代名詞となったアップルコンピュータの「iPod」。2001年10月の発売以来、そのデザインやスタイルが支持され、さらにその機能を最大限に引き出す「iTunes」という音楽ファイルの転送と再生リストの自動生成機能を兼ね備えたソフトウェアとの連携により、一気に市場支配するに至った。その後も相次ぐ商品投入により世界市場で圧倒的なシェアを維持し続けている。
 今回は、携帯用デジタル音楽プレーヤー25ブランドについて、当社のインターネットモニターに行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 全項目において上位4位を独占したiPodの強さが際立っている。「iPod(HDD内蔵型)」「mini」「shuffle」「nano」とこれまでのラインアップが軒並み上位に名を連ねている。まず認知率において、これら4ラインが60%以上を超えている。ソニーのウォークマンシリーズのトップであるAシリーズが36%で、その差は約30ポイントと知名度において大きな格差があることが確認できる。3ヶ月以内の話題や評判ではnanoの18.7%を筆頭に4ラインだけが10%を超えている。
 現在所有と最もよく使っているランキングでもnanoを筆頭にiPodは上位を占めており、複数機種の所有も多いとみられる。また今後(も)買いたいランキングも同様である。現在のiPodの中心商品はnanoと考えられる。

 nanoはmini(現在は終売)の後継機種に位置づけられ、その違いは記憶媒体がminiのHDDに対し、nanoはフラッシュメモリと、小型軽量を追求している。shuffleは液晶画面を廃し、iPodラインにおいて最も小型軽量の製品に位置づけられる。現在アップルはこの2機種にビデオ再生が可能な大容量HDDタイプの3機種を展開している。
 一方、iPodの対抗馬となるのはソニーのウォークマンシリーズであるが、現時点での巻き返しは極めて厳しい状況にあるといえる。iPodが仕様とネーミングにおいてインパクトのある新商品を矢継ぎ早に投入するのに対し、ソニーの施策は完全に後手に回っている。本調査の結果は、もはやこの市場においては「ウォークマン」ブランドの神通力も通じず、土俵際まで追い込まれていることを如実に示したといえる。



【提示25ブランド】











Apple/iPod(HDD搭載型のタイプ)
Apple/iPod mini
Apple/iPod nano
Apple/iPod shuffle
Apple/Video iPod
SONY/ウォークマン A シリーズ(NW-A)
SONY/ウォークマン S シリーズ(NW-S)
SONY/ウォークマン E シリーズ(NW-E)
SanDisk/sansa e100 シリーズ
SanDisk/sansa e200 シリーズ
KENWOOD/MEDIAkeg
KENWOOD/M2GC7











VICTOR/alneo
PANASONIC/D-snap
東芝/gigabeat
NOVAC/mp3 walker
COWONの製品
CREATIVEの製品
SEAGRANDの製品
SHARPの製品
SIGNEOの製品
アイリバージャパンの製品
三洋電機の製品
日立リビングサプライの製品
サムスンの製品

サンプル構成(%)
男女別年代比率(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2006年12月7日~10日
調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:636サンプル


 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。





新着記事

2024.11.20

24年9月の「旅行業者取扱高」は19年比で75%に

2024.11.19

24年10月の「景気の先行き判断」は2ヶ月連続の50ポイント割れに

2024.11.19

24年10月の「景気の現状判断」は8ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.11.18

企業活動分析 アルファベット(グーグル)の23年12月期は、グーグルサービスがけん引し売上過去最高を更新

2024.11.18

企業活動分析 アマゾンの23年12月期はAWSがけん引し営業利益前年比3倍へ

2024.11.15

24年9月の「現金給与総額」は33ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.11.14

24年9月の「消費支出」は5ヶ月連続のマイナスに

2024.11.14

24年9月の「家計収入」は5ヶ月ぶりのマイナス

2024.11.13

24年9月は「完全失業率」、「有効求人倍率」とも改善

2024.11.12

企業活動分析 ローソンの23年2月期は、「地域密着×個客・個店主義」徹底し増収増益

2024.11.12

企業活動分析 セブン&アイHDの24年2月期は海外事業の影響で減収も過去最高益を更新

2024.11.11

24年10月の「乗用車販売台数」は2ヶ月連続のプラス

2024.11.08

消費者調査データ No.416 レトルトカレー(2024年11月版) 首位「咖喱屋カレー」、3ヶ月内購入はダブルスコア

2024.11.07

企業活動分析 楽天グループの23年12月期は27期連続増収も、モバイルへの投資で4期連続の赤字

2024.11.07

24年9月の「新設住宅着工戸数」は5ヶ月連続のマイナス

2024.11.06

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場  背景にある簡便化志向や節約志向

2024.11.05

企業活動分析 ファンケルの24年3月期算は国内売上がけん引し、3期ぶりの増収増益へ

2024.11.05

企業活動分析 コーセーの23年12月期は、国内好調も中国事業低迷で増収減益に

2024.11.01

成長市場を探せ コロナ禍の落ち込みから再成長する惣菜食市場(2024年)

2024.10.31

月例消費レポート 2024年10月号 消費は緩やかな改善が続いている-政治が消費回復のリスクに

2024.10.31

消費からみた景気指標 24年8月は6項目が改善

週間アクセスランキング

1位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

2位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

3位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

4位 2024.02.02

成長市場を探せ コロナ禍乗り越え再び拡大するチョコレート市場(2024年)

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area