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携帯電話(2007年版) | ||
苦しむ巨人、ドコモの反撃はあるか? | ||
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詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス) |
今回は、2007年10月段階で発売中の携帯電話を中心に、45機種・シリーズについて、当社のインターネットモニターに行った調査結果をランキング形式でお届けします。 今回のランキングでも、前回に引き続き、ドコモのハイエンド機種である90X(904i、903i)シリーズの人気は高い。調査時の最新機種である904iは、「知っている」「三ヶ月以内に話題にした」「今後(も)利用したい」の3項目で首位となり、特に「三ヶ月以内に話題にした」「今後(も)利用したい」では、他機種に2倍以上の差をつけての独走、シェアトップの意地を見せた。 10月の契約者純増でトップとなったソフトバンクモバイルでは、シャープのAQUOSケータイ「912SH」がリーディング機種になっており、ワンセグ人気を裏付けている。 auでは、2007年春モデルのW51シリーズを「現在持っている」人が多いが、「話題にした」「今後(も)買いたい」では、夏以降のモデルであるW54シリーズが人気を集めている。 また、今回のランキングでは、2008年1月に予定されているドコモのPHSサービス終了後は国内唯一のPHS音声サービス事業者になる見込みであるWILLCOMが、独自の存在感を見せた。同社は、「PHS同士の音声通話無料」や、スマートフォン「W-ZERO3」シリーズなど独自のサービス、端末を提供しており、ベースは少ないながら「三ヶ月以内に話題にしたことのある人ベース 今後(も)利用したい」で、ドコモの904iシリーズに10ポイント近い差を付けて首位となった。 ドコモは、契約者の純増数ではau、ソフトバンクに大きく水をあけられているとはいえ、累積シェアではいまだ5割を超える業界の巨人であり、今秋以降の新製品でもワンセグチューナー搭載や、高速データ通信対応などの機能を訴求した機種を幅広く揃えて、ユーザー流出に歯止めをかけることを狙っている。 しかし、「三ヶ月以内に話題にしたことのある人ベース 今後(も)利用したい」でWILLCOMに首位を譲ったことからも見てとれるように、その話題性やインパクトは必ずしも強いとはいえない。2007年春、「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」のコピーのもと、通常の広告料の3倍をかけて展開した「DoCoMo2.0」キャンペーンも巻き返しの起爆剤とはなりえなかった巨人ドコモの、次の一手が注目される。 |
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【提示45機種・シリーズ】
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サンプル構成(%) |
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- 【調査設計】
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2007年10月11日~13日
- 調査対象者:当社インターネットモニター 20~49歳
全国 男女個人 - 有効回収サンプル数:630サンプル