半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

(2004.10)
ブランド

-女性に愛されるブランド「ルイ・ヴィトン」「ティファニー」。固定ファン持つ「ユナイテッド・アローズ」
 
 詳細データ(単純集計表・クロス集計表)(LZH形式・有料会員サービス)
 好況や不況にかかわらず、消費者の間に浸透しているブランドは支持され、売れ続けています。言い古された感もありますが、やはりブランドは「消費者の信頼」に他にありません。この揺るぎない消費者の信頼を勝ち得るために多くの企業が市場において凌ぎを削っています。
 今回は、当社が任意に選んだスーツ、バッグ、時計などの装飾品の35ブランドについて女性のインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けします。

 まず全体のランキングを通して上位にあげられているのは、「ルイ・ヴィトン」である。「好きだと感じる」「今後(も)買いたい」で1位、「自身で持っている」「持っている人ベースの今後も買いたいと思う」では2位である。ヴィトンはその伝統に甘んじることなく、日本においても原宿など集客力のある街に旗艦店を進出させ、集中的に露出し、さらに常に話題となる新しい商品を展開するなど、鮮度を保ち、顧客の興味を引きつけることに成功し続けている。

 その他、ランキングで上位にあがってきたブランドは、「ティファニー」と「ナイキ」である。「ティファニー」は、「好きだと感じる」「今後(も)買いたい」でともにヴィトンに次いで2位にランクされた。立爪ダイヤモンドリングの生みの親として有名なブランドで、誕生日などの日常のイベントから婚約といった一大イベントに至る様々なタイミングで贈られるブランドとして、女性の支持が高いと推測される。
 また「ナイキ」は「自身で持っている」でトップであった。プロフェッショナルアスリートからスポーツを楽しむ人々まで幅広い層のユーザーから支持を得ているブランドであり、今回提示したブランドの中でも商品の幅が広く、かつ比較的値頃な価格であったことがその要因だと思われる。

 最後に、ブランドロイヤリティを示す「持っている人ベースの今後も買いたいと思うブランド」で1位となったのは「ユナイテッド・アローズ」である。オープン当初は高級志向の品揃えが主だったが、徐々にカジュアル度を増していき、認知や所有は低いものの、若年層の間で高い支持を得たものと推測される。

 今回のランキングでは、「ルイ・ヴィトン」や「ティファニー」といった定番ブランドが上位を占め、女性の広い層における人気の高さを改めて示した。一方で、ユナイテッド・アローズのように特定の層において「知る人ぞ知る」ブランドが高いロイヤリティを獲得していることがわかった。老舗の定番ブランドの牙城に対し、新興ブランドの台頭が注目される。
サンプル構成(%)
【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2004年9月16日~17日
調査対象者:当社インターネットモニター
 20~59歳 全国の女性個人
有効回収サンプル数:529サンプル

 本コンテンツのグラフは無料会員サービス、詳細データは有料会員サービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧には会員サービスへのご登録が必要です。

会員サービスのご案内についてはこちらをご覧ください。
会員の方は、下記をクリックしてグラフ・詳細データをご利用ください。





新着記事

2025.03.07

消費者調査データ RTD(2025年3月版) 「氷結」、「ほろよい」の競り合い続く アサヒの新顔は高いリピート意向

2025.03.06

25年1月は「完全失業率」は横ばい、「有効求人倍率」は改善

2025.03.05

25年2月の「乗用車販売台数」は2ヶ月連続のプラス

2025.03.04

関税政策に日本企業はどう対応すべきか

2025.03.04

25年1月の「新設住宅着工戸数」は9ヶ月連続のマイナス

2025.03.03

企業活動分析 NECの24年3月期は国内がけん引し増収増益

2025.02.28

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 清貧・ゆとり世代が消費を牽引!賞与の使い道は?

 

2025.02.28

消費からみた景気指標 24年12月は7項目が改善

2025.02.28

25年1月の「ファミリーレストラン売上高」は35ヶ月連続プラス

 

2025.02.28

25年1月の「ファーストフード売上高」は47ヶ月連続のプラスに

2025.02.27

MNEXT 情況の戦略判断シリーズ トランプを揺るがすネット世論 - 正体は「ルサンチマン」

  

2025.02.27

減税政策は人気とりのバラマキ政策か

2025.02.27

月例消費レポート 2025年2月号 消費は改善の動きが続いている - 物価や金利の上昇ペース次第で消費回復のブレーキとなるおそれも

2025.02.26

25年1月の「全国百貨店売上高」は3ヶ月連続のプラスに

  

2025.02.26

25年1月の「チェーンストア売上高」は既存店で3ヶ月連続のプラスに

2025.02.26

25年1月の「コンビニエンスストア売上高」は2ヶ月ぶりのプラスに

2025.02.25

企業活動分析 ヤマダHDの24年3月期は主力のデンキセグメント不振で3期連続の減収減益へ

2025.02.21

消費者調査データ スナック菓子(2025年2月版) 経験率7割超、カルビー「ポテトチップス」の人気揺るがず

2025.02.21

24年12月の「旅行業者取扱高」は19年比で79%に

2025.02.20

24年12月の「商業動態統計調査」は9ヶ月連続のプラス

2025.02.19

月例消費レポート 2025年1月号 消費は改善の動きがみられる - 国内外からの物価上昇リスクが消費回復を妨げるおそれも

2025.02.18

25年1月の「景気の先行き判断」は5ヶ月連続の50ポイント割れに

2025.02.18

25年1月の「景気の現状判断」は11ヶ月連続で50ポイント割れに

週間アクセスランキング

1位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

2位 2024.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2024年5月版)首位は「モンエナ」、2位争いは三つ巴、再購入意向上位にPBがランクイン

3位 2024.06.21

消費者調査データ ビール系飲料(2024年6月版) 首位「スーパードライ」、キリンの新ビール「晴れ風」にも注目

4位 2025.02.27

減税政策は人気とりのバラマキ政策か

5位 2013.03.22

MNEXT ビックカメラによるコジマの買収はメーカーを巻き込んだ衰退業界再編の始まり

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area