

消費税増税を10月に控え、食品メーカー各社がこの春相次ぎ値上げを行った。最近は価格を変えずに容量を減らした「実質値上げ」も多くみられる。そこで今回は、2018年1月以降に実質値上を含む値上げを実施した任意の17商品について、消費者の値上げの受け止め方と行動を調査した。
値上げを行った商品のこれまでの購入経験をみると、ロッテ「爽」が60.8%ともっとも高く、亀田製菓「ハッピーターン」が続く(図表1)。2018年1月以降の購入率ではキユーピー「ドレッシング」が1位で、味の素「冷凍ギョーザ」が続く(図表2)。
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- 値上げ認知率は商品によっては25%を超える
- 同時に持たれる価格上昇と容量減少認識
- 4人に1人が購入頻度を減らす、3割が何らかの情報発信をする
- 値上げ方法の巧拙
* 業界クリップ 2019年3-4月(全7頁)
- 消費者の動き 【景気の基調判断が下方修正】
- 売れている食品・メニュー 【ウーバーイーツが急拡大】
- 東京市場 【にんべんのお弁当専門店】
- 地産地消 【生産から消費まで連携した取組】
- 食品企業の経営 【外食チェーンの店舗従業員教育】
- 製品開発 【パーソナライズされたコーヒー】
- 価格政策 【4月から値上げ多数始まる】
- プロモーション 【新元号の記念商戦】
- チャネル政策・チャネル動向 【コンビニの人手不足問題】
- ヘッドラインクリップ 2019年3-4月の動向
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参照コンテンツ
特集:2022年、値上げをどう乗り切るか
特集1.値上げの価格戦略
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特集2.値上げが企業の収益に与えるインパクトを分析
特集3.消費者は値上げをどう受け止めたのか?
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